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北海道の大規模停電と電力供給の安定性について [その他]

2018年9月6日に北海道で、最大震度7の地震が発生しました。
私の家族も、およそ1日半の停電を経験しました。

今日は、電力供給について、個人的に考えたことを書きます。

まずは基本データから。
地震発生時の北海道の電力需要:310万kW
苫東厚真火力発電所の最高出力:165万kW

地震発生時の苫東厚真火力発電所への依存度は、最高出力で運転していたと仮定すると、165/310=0.532、およそ53%でした。
地震の影響で、苫東厚真火力が停止し、電力需給バランスが崩れたため、他の発電所も連鎖的に停止し、いわゆるブラックアウト(全道295万戸の停電)に至ったようです。1か所の発電所に依存し過ぎた影響が出てしまったようです。


なお、北海道電力(北電)は、現在、小樽市に石狩湾新港発電所を建設中です。北海道電力では初のLNG(液化天然ガス)火力発電所です。

北電のホームページによると、必要性について、3番目に、”電源の分散化”を挙げ、“自然災害などによる設備トラブルの影響を極力減らすため、大型電源を分散させることが、電力の安定供給の確保につながります。"との記載があります。
今回の停電を予見していたかのような内容です。

石狩湾新港発電所は2019年2月に1号機(56.94万kW)が稼働します。
今後着工する、2・3号機を合わせると、合計出力は170.82万kWとなります。



停止中の泊原子力発電所(最高出力:207万kW)や石狩湾新港発電所が稼働していれば、ブラックアウトは防げたのかもしれません。

事故発生時の放射性物質による、人間を含む動植物や環境への影響、廃炉などの後始末の難しさを考えると、個人的には、原発を再稼働してほしいとは思いません。
しかし、電気は足りていると考えがちなものの、現在の北海道の電力供給の安定性に関しては、原発停止の影響があるのかもしれないと、今回の停電で思い知らされました。

コスト・安全性・安定性・環境など多くの要素を考慮しなければなりませんが、火力・原子力・再生可能エネルギーをどのように組み合わせて(エネルギーミックス)、電力を賄っていくか、早急に決断し、対応を進めなければならないと感じているところです。


参考資料
日経新聞:2018年9月7日朝刊

北海道電力ホームページ:石狩湾新港発電所の必要性
http://www.hepco.co.jp/energy/fire_power/ishikari_ps/necessity.html

電気事業連合会ホームページ:エネルギーミックスを考える
http://www.fepc.or.jp/theme/energymix/

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マツダ 人見常務 1月12日のプロフェッショナル仕事の流儀に登場! [クルマ(一般的な話題)]

2015年1月12日にNHK総合で放送される、プロフェッショナル仕事の流儀にマツダの人見光夫 常務執行役員が登場します。人見さんが主導している、SKYACTIV(スカイアクティブ)エンジンの開発がテーマのようです。


SKYACTIVエンジンは、2011年にデミオに搭載された、SKYACTIV-G 1.3を皮切りに、現在ではガソリンエンジンに1.5、2.0、2.5、ディーゼルエンジンに1.5、2.2という種類があります。

特徴は、理想の燃焼を追求し、ガソリン・ディーゼル共通の圧縮比14.0を達成(一部14.0ではない機種も存在します)。燃費・パワー・排ガス性能を飛躍的に高めた高性能エンジンということです。

もちろん、日本で再びディーゼル乗用車が幅広く普及するきっかけとなった、SKYAKTIV-D 2.2は個人的に非常に印象深いエンジンです。

また、次世代技術として、HCCI(Homogeneous-Charge Compression Ignition:予混合圧縮着火)について、量産を前提に本格的に開発を進めていることを表明しており、このあたりも気になるところです。

面白い内容だと思いますので、興味のある方は、是非ご覧ください。

放送日時
2015.1.12(月)22:00~22:48 NHK総合
再放送
2015.1.16(金)0:40~1:28(木曜深夜)



個人的には、人見さんの講演会で話を聴いたり、書籍を読んだりしたことがあります。90年代の経営危機、フォード傘下での立ち直り、そして最近のSKYACTIVを核とした成長と、マツダのここ20年は浮き沈みが激しかったですね。

人見さんは、そんな中でエンジン開発に従事してきた方で、理想を求めて、小手先ではない根本的な技術開発を目指している姿が印象的です。マツダは自動車メーカーとしては小規模ですが、SKYACTIVエンジンの開発は”マツダにでもできた”というよりは、むしろ、”マツダだからできた”のだと私は感じています。




参考資料
NHKプロフェッショナル仕事の流儀
http://www.nhk.or.jp/professional/schedule/
マツダ SKYACTIV ENGINE
http://www.mazda.com/jp/technology/skyactiv/engine/index.html
レスポンス
【池原照雄の単眼複眼】超希薄燃焼でHV並み燃費目指す
…マツダの次世代SKYACTIV
http://response.jp/article/2014/01/08/214325.html

マツダ新型デミオ 今夜のWBSで紹介 [ディーゼル]

今夜(2014.7.4)のWBS(ワールドビジネスサテライト)で、まもなく発売されるマツダの新型デミオの取材が放送されます。

今朝の日経新聞のテレビ欄によると、”開発の最終段階を迎えたマツダの新型「デミオ」を独占取材。ハイブリッド車並みの実燃費と「走る楽しさ」の両立にこだわるディーゼルエンジンの実力に迫る”という内容です。


新型デミオは、近く発売される予定(来月(2014.8)あたりに、発表されるとの噂もある)の、マツダのコンパクトカーです。マツダ自社開発の小型ディーゼルエンジン(SKYAKTIV-D 1.5)を搭載することが、マツダから正式に発表されており、話題になっています。

WBSは経済ニュース番組ですが、マツダCX-5などディーゼル車についても過去に何度か取り上げています。今回もマツダの開発現場を取材したものと思われますので楽しみです。興味のある方は、ぜひ、ご覧ください。



放送時間
2014.7.4 23:00~23:58 テレビ東京系列
2014.7.4 24:00~24:58 BSJAPAN(再放送)

2014年のF1開幕 [モータースポーツ]

2014年のF1が3月14日のオーストラリアグランプリ、フリー走行で開幕します。

2014年はWEC、WTCC、国内でもスーパーGT、スーパーフォーミュラなど、多くのカテゴリーでレギュレーションが変更されたり、フォーミュラEが始まったりと、モータースポーツファンにとっては楽しみなシーズンです。

特にF1はエンジンを含めたパワーユニット、ノーズ高やフロントウイング幅など、車両レギュレーションが大きく変わりました。

今日は、2014年のF1に採用されたパワーユニットについて書きます。


2014年F1のパワーユニットの特徴は、エンジンの小排気量化とターボ搭載、ERS(Energy Recovery System:エネルギー回生システム)の拡張です。

2013年までは、2.4LV8ポート噴射自然吸気ガソリンエンジンにKERS(Kinetic Energy Recovery System:運動エネルギー回生システム)を加えたものでしたが、2014年F1のパワーユニットは、1.6LV6直噴ターボガソリンエンジンに、MGU-K(Motor Generator Unit-Kinetic)、MGU-H(Motor Generator Unit-Heat)と呼ばれる2つのモーター/ジェネレーターを付加した構成になります。


簡単にシステムの作動を説明すると、MGU-Kは減速時に運動エネルギーを電気エネルギーに変換してバッテリーに蓄えます。加速時にはバッテリーに蓄えた電気エネルギーを使ってMGU-Kを駆動することで加速をアシストします。2013年までのKERSと機能的には一緒です。

MGU-Hは排気ガスで駆動するタービンと吸気を圧縮するコンプレッサ(つまりターボ)の同軸に配置され、MGU-Hをジェネレーターとして使用することで、排気ガスの熱エネルギーを電気エネルギーに変換してバッテリーに蓄えたり、加速時にMGU-Kを直接駆動します。また、加速時にはMGU-Hをモーターとして使用することで過給圧の立ち上がりの遅れ(ターボラグ)を短くする使い方もあります。

MGU-Hは今のところ市販車には採用されていないアイデアですが、一般的には電動アシストターボチャージャーと呼ばれ、IHIや三菱重工が試作品を作っており、自動車メーカーでも実車に搭載して開発・評価しているようです。主に燃費やエンジン応答性の改善に効果があるようです。もしかしたら、F1に参戦している欧州自動車メーカーが近いうちに市販車に搭載するかもしれませんね。


F1に話を戻します。2014年のF1は燃料(ガソリン)の使用量制限への対応がポイントになりそうです。

まず、1レース(決勝スタートからゴールまで)で使用可能な燃料が最大100kgに制限されます。コースにもよりますが、制限がなかった2013年と比べて約3割減になるようです。

さらに、最大燃料流量が100kg/hに制限されます。これは、おおざっぱに言えばエンジンの最高出力制限です。

コースによって差はあるものの、F1は約1時間半のレースなので、2014年は平均すると100/1.50=約66.7kg/hの燃料を消費するわけです。平均時速をざっと200km/hとすると、66.7/200=0.33kg/km、F1でどんなガソリンを使っているのか知りませんが、ガソリンの比重を0.75として燃費を計算すると、1/0.33=3.00km/kg= 2.25km/Lとなります。

最近はJC08モード燃費が、30km/Lを超える市販車も出てきていますので、レースはガソリンをたくさん消費するなと感じるもしれませんが、200km/h程度の平均速度で走っているレースの燃費であることを忘れてはいけません。先ほども述べましたが、2013年までに比べると3割くらい燃費は良くなるようです。


F1は決められた周回数(305km余りの距離)を、できるだけ短時間で走る競技です。2014年からは100kgという燃料使用量制限が加わりますので、非常にレース戦略が複雑になりそうです。つまり、100kgのガソリンという各車に等しく与えられたエネルギーを、ERSを上手に活用しながら、いかに効率良く使うかがポイントになるはずです。もちろん、昨年までと同様にピレリタイヤのマネジメントに気を使うことも重要です。


ここ数年、エンジン開発が凍結されて、F1の性能にとって空力が非常に重要だったのですが、2014年はエンジンを含むパワートレインも話題になりそうなので、とても楽しみです。


プレシーズンテストではルノーエンジン搭載チーム(レッドブル、ロータス、トロロッソ、ケータハム)はパワーユニットの制御系にトラブルがあったようであまり走れませんでした。特にレッドブルは車両側(冷却系)にも問題を抱えているようで深刻な状態です。一方、メルセデスエンジンを搭載する、メルセデスやウイリアムズが好調なようです。

2009年 2008年 (誤記訂正2014.03.14)後半以降は、ほぼ一貫してレッドブル&セバスチャン・ベッテルが最強を維持してきましたが、2014年は、少し違った勢力図になるかもしれません。


オーストラリアグランプリ決勝レースは3月16日です。日本との時差が少ない(現在、オーストラリアはサマータイムなので+2時間)こともあり、見やすい時間帯にテレビ放送されます。興味のある方は、観戦してみてください。


2014F1開幕戦オーストラリアGP
テレビ放送予定
BSフジ
予選:3/15(土)19:00~20:00
決勝:3/16(日)17:00~18:40

CS(フジテレビNEXT:有料放送)
全セッション生放送
金曜フリー走行1 :3/14(金) 10:25~12:10
金曜フリー走行2:3/14(金) 14:25~16:10
土曜フリー走行:3/15(土) 11:55~13:10
公式予選:3/15(土) 14:50~17:00
決勝直前生中継:3/16(日) 14:30~14:50
決勝:3/16(日) 14:50~17:50


最後に、2013年末にスキー事故で頭部に重傷を負い、現在も昏睡状態の、ミハエル・シューマッハの回復を祈っています。


参考資料
IHI技報 Vol.51 No.1 ( 2011 )
電動アシストターボ!!
http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&ved=0CCgQFjAA&url=http%3A%2F%2Fwww.ihi.co.jp%2Fvar%2Fezwebin_site%2Fstorage%2Foriginal%2Fapplication%2F8f83654952daebd6c5f2b3c6d75f8619.pdf&ei=Xp0hU_HrGISFkAWSmYGADA&usg=AFQjCNFBxV6bUHopamfIQjVed0mEvnJFOA&sig2=K8T2vRmVgYLlBPSnhk1XMw&bvm=bv.62922401,d.dGI&cad=rja


三菱重工技報 VOL.43 NO.3: 2006
電動アシストターボチャージャ“ハイブリッドターボ”の開発
http://www.mhi.co.jp/technology/review/pdf/433/433036.pdf

モーターショー巡業 2013-2014 [クルマ(一般的な話題)]

2013年は2年に一度の東京モーターショーが開催されました。

今回は、トヨタのFCVコンセプト、ホンダのNSX CONCEPT、S660 CONCEPT、ダイハツのKOPEN(コペン)、スバルのLEBORG(レボーグ)など、この先3年以内には量産される予定の車両が多く展示されました。


そして、東京モーターショーの後には、東京より規模は小さくはなりますが、地方でもモーターショーが開催されます。私は今回も名古屋モーターショーに行ってきました。

名古屋と大阪は2013年中に既に終わってしまいましたが、来週末(2014.1.24-1.27)には福岡で開催されます。

今回が2回目の札幌でも引き続き開催されます。初開催の前回は駐車場が入場待ちになるほど盛況だったようです。

前回(2年前)は、東日本大震災の影響で、会場である夢メッセみやぎが復旧工事中のため休館していたこともあり、仙台では開催されませんでしたが、今回は時期は少し遅くなるものの、仙台モーターショーが復活します。


地方のモーターショーは東京モーターショーで出展された車両等の一部が展示されるほか、独自のイベントもたくさん開催されますので、興味のある方は、ぜひ出かけてみてください!



第43回 東京モーターショー  2013.11.23(土)-12.1(日)@東京ビッグサイト
第18回 名古屋モーターショー 2013.12.12(木)-12.15(日)@ポートメッセなごや
第8回 大阪モーターショー 2013.12.20(金)-12.23(月)@インテックス大阪
福岡モーターショー2014 2014.1.24(金)-1.27(月)@マリンメッセ福岡
札幌モーターショー2014 2014.2.14(金)-2.16(日)@札幌ドーム
第9回 仙台モーターショー 2014.2.22(土)-2.23(日)@夢メッセみやぎ


参考資料
第43回 東京モーターショー2013 ホームページ
http://www.tokyo-motorshow.com/
第18回 名古屋モーターショー ホームページ
http://www.nagoya-motorshow.com/
大阪モーターショー2013 ホームページ
http://www.osaka-motorshow.com/
福岡モーターショー2014 ホームページ
http://www.fukuoka-motorshow.jp/
札幌モーターショー2014 ホームページ
http://sapporomotorshow.jp/
第9回 仙台モーターショー ホームページ
http://www.sendai-motorshow2014.com/

2013年のルマン:予選結果 [モータースポーツ]

2013年のルマン24時間レースの予選が終わりました。

今年もトヨタとアウディのハイブリッド対決が注目される中、アウディはR18 e-tron quattro:3台、トヨタはTS030ハイブリッド:2台での参戦です。
予選ではアウディが1-2-3位を独占、トヨタは4-5位でした。

2013.06.22_2013ルマン予選結果 _Blog.JPG


アウディとトヨタのタイム差が大きいのが気になりますね。
昨年のルマンでは、アウディと同等の速さを見せながらも、2台共にリタイヤに終わったトヨタ。今年はぜひ完走して、最後までアウディと優勝争いしてもらいたいですね。

WEC(世界耐久選手権:WORLD ENDURANCE CHANPIONSHIP)の第3戦として開催されるルマン24時間ですが、前哨戦のWEC第2戦スパでトヨタは2013年型のTS030ハイブリッドを1台投入。リタイヤに終わるも、アウディに迫る速さを見せました。ただし、第2戦まではアウディが連勝しており、強さを発揮しています。
WEC第2戦までの結果を見て、WECを主催するFIAは、ルマン(WEC第3戦)では性能調整(BOP:Balance of Performance)を実施しました。ガソリン車(トヨタ等)の燃料タンク容量拡大(+3L)を認めたのです。これにより、ルマンではトヨタは1スティントで12周とアウディより1周多く走れるようで、その分ピットストップ回数も減らせそうです。
予選の速さではではアウディに負けてしまったトヨタですが、決勝ではじわじわ追い上げる展開になるかも知れません。


今年は4人の日本人ドライバーがルマンに参戦します。
特に、2013年のF1を断念して、フェラーリと契約しWECに参戦している小林可夢偉に注目しています。アストンマーチン、ポルシェ、フェラーリ等、接戦のLM-GTEProクラスですが、可夢偉にはクラス優勝を期待しています。WECでしっかりと結果を残して、来年のF1復帰につなげてもらいたいですね。

2013ルマン:日本人ドライバー
7号車:トヨタ:TS030ハイブリッド:中嶋一貴
25号車:デルタADR:オレカニッサン:中野信治
28号車:ガルフレーシング・ミドルイースト:ローラニッサン:井原慶子
71号車:AFコルセ:フェラーリ458:小林可夢偉


決勝レースは、2013.6.22(土)15時(日本時間:2322時)スタートです。
今年もJSPORTSで生放送があります。

個人的には、ガソリンハイブリッドのトヨタの健闘を祈ってはいますが、ディーゼルハイブリッドのアウディの勝利を信じています。


参考資料
AUTO SPORT 特集:ルマン24時間2013
http://as-web.jp/as_feature/info.php?no=73
http://as-web.jp/news/info.php?c_id=9&no=48199
http://as-web.jp/news/info.php?c_id=9&no=48707
WEC FIA WORLD ENDURANCE CHANPIONSHIP
http://www.fiawec.com/
ACO
http://www.lemans.org/en/
Sports-Car Racing
http://www.sports-carracing.net/2013/2013specialedition.htm
JSPORTS WEC
http://www.jsports.co.jp/motor/wec/

関連記事
ディーゼル好きのブログ2012.7.5
http://1kd-ftv.blog.so-net.ne.jp/2012-07-05

ETCレーンの通行 [クルマ(一般的な話題)]

2013.4.28に安倍首相の車列が首都高代々木入口のETCレーンで追突事故を起こしました。

安倍首相が乗車する公用車の前方を走行中の警護車が料金所通過時に急停止し、公用車を含む計5台が絡む追突事故が起きたそうです。先頭の警護車が料金所を通過する際にETCバーが開かなかったようです。安倍首相にけがはなく公務も予定通り行われたそうです。
公用車や警護車は専門の訓練を受けた人(警察関係者でしょうか?)が運転していると思うのですが、それでも事故は起こるのですね。5台の運転手のうち何人かには、ETCバーはいつも開くから今回も開くはずだという思い込みがあったのかもしれないですね。

今日はETCレーンの通行について書きます。

まず、ETCバーが開かない原因を考えてみます。

1.料金所(ETC路側機器)の不具合
 路側機器のソフトウエアや車載器との通信不良などの不具合でETCバーが開かなかったり、料金が誤請求される場合がごくまれにあるようです。

2.ETC車載器の不具合
 ETCカードのICチップとの接触不良や、路側機器との通信不良、セットアップの不良、電源やアンテナの配線不良などが考えられます。
 車載器の故障ではありませんが、車載器のアンテナと路側機器との間に金属遮蔽物がある場合は電波が遮られるため通信不良を起こす可能性があります。

3.ETCカードの挿し忘れ
 不完全な挿入、カードの向きの間違え、ETCカード以外のカードを挿入した場合などの類似の不具合も考えられますね。
 ETCバーが開かない原因としてはカードの挿し忘れが一番多いようです。

4.ETCカード本体の不具合
 カードの期限切れやICチップなどカード本体の不良が考えられます。

ありがちな、うっかりミスから、運転手がいくら注意しても避けられそうにない不具合まで、いろいろな原因が考えられますね。

以上まとめると、”原因はいろいろ考えられるが、ETCバーはまれに開かないことがある”と思ったほうがよさそうです。
一番大切なのは、いつでも安全に停止できるように、”ETCレーンは速度20km/h以下で進入し徐行する”ことですね。


次に、不具合発生時の対処方法を考えてみます。

1.走行中にETCカードの挿し忘れなどの不具合に気づいた場合
運転中にETCカードを探したり挿したりすると、事故の原因になる場合がありますので、SA/PAなどの安全な場所に停止してから確認してください。

2.入口でETCバーが開かなかった場合
インターホンで係員に連絡して指示に従い、通行券を受け取ります。
停止中は、ハザードランプを点滅させ、周囲に異常を知らせたり、場合によっては、ブレーキランプを点滅させ、後続車に注意を促したほうがいいかもしれません。
絶対にバック(後退)してはいけません。追突される危険性が高まるだけでなく、カードを挿し直す等の対処をしてから再度ETCレーンに入っても、ETCバーは開かないことがあります。
入口でETCバーが開かなかった場合には、出口ではETCレーンは利用できないので、出口では一般レーンもしくはETC/一般レーンに入り係員に通行券とETCカードを渡して、通行料金を支払いましょう。

3.出口でETCバーが開かなかった場合
インターホンで係員に連絡して指示に従います。
通過してしまい、その場で支払いができなかった場合などは、高速道路会社の窓口に連絡しましょう。


2輪車の場合にはETCバーが開かない場合でも、後続車の追突を避けるため、ETCバーの前で停止せずに通過してから係員や高速道路会社へ連絡するのが良いそうです。

高速道路上での事故とは違い、ETCバーが開かなかった場合には車外に出てはいけないそうです。
なお、ETCバーが開かなかった場合には各種ETC割引が適用されないこともあるようです。



さて、冒頭の安倍首相の車列の事故はどうすれば回避できたのか考えてみます。
1.ETCカード・車載器の状態を乗車時に確認する
2.料金所通過速度を十分に落とす
3.車間距離を十分にとる
事故当時の細かい状況はわかりませんので断定することはできませんが、これらのいずれか一つでもできていれば、事故は回避できた可能性があると思います。
首相の車列は警護上の理由で一般車両に割り込まれてはいけないとか色々な制約があるのかもしれません。ただし、車間距離を詰めても速度を十分に落とせば追突はしにくくなると思います。どうしても速度を出したり車間距離を詰めなくてはならない特殊な状況の場合(通常はこんなことをしてはいけません)は、あえてETCバーに衝突し、通過した先の安全な場所で停止する方が良かったかもしれませんね。
なお、ETCバーの突破は追突事故を防ぐための最終手段です。通行料金は必ず支払いましょう。


恥ずかしい話ですが、私自身も10年ほど前にETCカードの挿し忘れが原因でETCバーが開かず、料金所で停止して係員に助けてもらった経験があります。うっかりミスは、誰でも起こすものだと個人的には思っています(減らすことはできそうですが…)。失敗したときの対処方法を知っておくことも大切ですね。


最後に繰り返しになりますが、”ETCレーンは速度20km/h以下で進入し徐行する”ことが最も大切だと思います。
何らかの原因で、ETCバーが開かなかったり前方車両が急停止した場合でも安全に停止することができます。


ゴールデンウィーク後半も多くの方が高速道路を利用すると思います。楽しく安全なドライブの参考になればうれしいです。




参考資料
日経電子版 安倍首相の車列で追突事故 首相にけがなし
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2702M_X20C13A4000000/
朝日新聞デジタル 首相乗せた車が追突、けがはなし ETCバー開かず
http://www.asahi.com/national/update/0427/TKY201304270140.html
レスポンス 安倍首相、玉突き衝突に巻き込まれる...首都高速代々木料金所
http://response.jp/article/2013/04/28/197021.html

NEXCO中日本ニュースリリース ETC機器システム障害の発生について
http://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/kyushu/h19/0309c/
首都高 ETCシステム障害のお知らせ
http://www.shutoko.jp/fee/etc/system

NEXCO東日本 ETCの安全な走行方法(ETC安全5則)と「もしも」の場合
http://www.driveplaza.com/traffic/safety_drive/tollgate/etc.html
NEXCO東日本 うっかりETCバーを押し開いて通過してしまった場合はご連絡を
http://www.driveplaza.com/etc/wrong_traffic3.html
NEXCO西日本 もしもETC開閉バーが開かなかったら
http://www.tokutoku-etc.jp/etc_debut/11_12.html

2012年のディーゼル乗用車の国内販売状況 [ディーゼル]

今日は、2012年の国内ディーゼル乗用車の販売状況と2013年への期待について書きます。

2012年のディーゼル乗用車の国内販売台数は約4万台と、2011年の9,072台から一気に4倍以上に増えました。
ここ10年ほどのディーゼル乗用車の販売状況を考えると、夢のような数字です。

2012年2月に発売したCX-5は、2012年の販売台数35,438台のうち約8割の26,835台がディーゼルだったそうで、2012年12月の一部改良以降はディーゼル比率が91-92%に達しているそうです。
2012年11月に発売したアテンザも76%がディーゼルで当初の予想を大きく超えているそうです。

CX-5が国内ディーゼル乗用車販売台数の増加に最も貢献しているのは間違いありませんが、BMWのディーゼル乗用車もかなり売れているようです。
BMWの日本国内におけるディーゼルモデルは、2012年2月のX5の販売開始を皮切りに、8月から9月にかけては、3シリーズセダン・ツーリング、5シリーズセダン・ツーリング、X3と立て続けに追加しています。
6モデルの車両、2L・3Lの2種類のディーゼルエンジンと国内最大のディーゼル乗用車ラインナップです。

さて、BMWのディーゼル乗用車販売についてですが、2012年12月単月で、3シリーズで約45%(セダン約30%、ツーリング約90%)、5シリーズで約30%(セダン約20%、ツーリング約50%)、X3で約55%、X5で約65%となっています。MINIの発表会の説明資料によりますと、3シリーズで43%、5シリーズで28%となっています(上記と同じ2012.12単月データか?)。
ツーリング(ワゴン)やXシリーズのディーゼル比率の高さは驚きです。また、5シリーズより3シリーズのほうがディーゼル比率が高いのも注目に値します。これまで、BMWのライバルであるメルセデス・ベンツはEクラスとMクラスという比較的大型の車種にディーゼルを設定して日本で販売していますが、もう少し小型の車種でもディーゼルの需要があるのかもしれません。
ちなみに、欧州では大型車のほうがディーゼル比率が高いようです。ガソリン・ディーゼルエンジン搭載グレードの価格差が車両価格全体に占める比率が低いことや、走行距離が長いこと、走行距離あたりの燃料代の差が大きいことなどが理由だと思われます。


国内に話を戻しますと、2013年1月には三菱から国内では初のクリーンディーゼルミニバンである、デリカD:5クリーンディーゼルが発売されました。エンジンは欧州でアウトランダーに搭載されている2.2Lの4N14を国内向けに改良したものです。三菱のクリーンディーゼル乗用車はパジェロに続く2車種目です。

テレビ東京のWBSで2012.12.13にディーゼル特集が放送されました。今回のブログでも触れた、BMW・マツダ・三菱自動車への取材を通して、最近の国内のディーゼル乗用車の動向がよくまとめられています。興味のある方はご覧ください。
WBSでは自動車に関する独自取材がよく放送されます。この日も放送から約2週間後に発表されることになる、デリカD:5を取り上げています。経済ニュースですが、技術についてもわかりやすく解説しています。


2012年はCX-5の好調で日本でも本格的なディーゼルモデル普及のきっかけの年になったと思います。
2013年もディーゼルエンジン搭載モデルが新たに多く発売され、販売もさらに増加するといいですね。

トヨタ・日産・ホンダ・マツダ・三菱・スバルと多くの日本メーカーが欧州では自社開発のディーゼルエンジンを投入しています。日本で販売しているのは、今のところ、日産・マツダ・三菱の3社ですね。ホンダとスバルにも日本でディーゼル車を販売して欲しいですね。
ディーゼルの本場である、欧州メーカーでは、メルセデス・ベンツとBMWの2社が日本でディーゼル乗用車を販売しています。上記2社以外の欧州メーカーの日本市場へのディーゼル車投入とメルセデス・ベンツの車種増加も期待しています。



参考資料
日刊工業新聞 エコカー新潮流/ディーゼルに存在感-SUV・ワゴンで増える
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0420130207bebj.html
クリーンディーゼル普及促進協議会
http://www.cleandiesel.gr.jp/buy_cd2012.html

マツダニュースリリース 「マツダ CX-5」が2012年SUV国内販売台数第1位を獲得
http://www.mazda.co.jp/corporate/publicity/release/2013/201301/130110a.html
Response マツダ山内社長「CX-5のディーゼル比率が9割超に」…一部改良受け
http://response.jp/article/2013/02/07/190609.html
マツダニュースリリース 新型「マツダ アテンザ」の販売が好調
http://www.mazda.co.jp/corporate/publicity/release/2012/201212/121221b.html

CarWatch BMW、クリーン・ディーゼル・モデルが国内販売の1/4を占める
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20130129_585459.html
CarWatch MINI、クロスオーバークーペ「ペースマン」を国内発売 
記事の一番下の5枚の写真のうちの2枚目
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20130213_587562.html

三菱自動車
『デリカD:5』にミニバン初のクリーンディーゼルエンジン搭載車を設定
http://www.mitsubishi-motors.com/publish/pressrelease_jp/products/2012/news/detail4638.html

WBS エコカーウォーズ14 拡大するクリーンディーゼル 2012.12.13
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/feature/post_31948/

マツダ アクセラにディーゼルエンジンを搭載:2013初夏にフルモデルチェンジ [ディーゼル]

2013.2.7の日経電子版に、”マツダ、今夏にもアクセラ全面改良 ディーゼル・HV搭載”という見出しの記事が掲載されました。
今日は、次期アクセラのディーゼルエンジンについて書きます。


まず、現行ののアクセラ(海外名:MAZDA 3)のエンジンついて、おさらいしておきます。
日本国内では、現在、1.5L・2.0L・2.0L SKYACTIV-G・2.3L DISI TURBOと4機種のガソリンエンジンが搭載されています。
イギリスとドイツのマツダホームページを調べたところ、欧州ではガソリンエンジンが、1.6L・2.0L・2.0L DISI(直噴)・2.3L DISI TURBOの4機種、ディーゼルエンジンは1.6L MZ-CD・2.2L MZR-CDの2種類が搭載されています。
このうち、1.6Lのディーゼルエンジンは、プジョーから供給されている機種(プジョー名:DV6)で、2.2LはSKYACTIV-Dの一つ前の機種でマツダ自社開発エンジンです。


次期アクセラについて、日経電子版の記事では、
"2013.2.6に広島市内で開催した決算発表会見で、マツダの尾崎清副社長は今後の販売戦略として「真夏から秋にかけて、(最も販売台数の多い)旗艦モデルを投入する」と言明した。車種は特定しなかったが、小型車「アクセラ」を全面改良して投入する見通しだ。CX-5で販売が好調なディーゼルエンジンで、1.5リットルクラスの小型エンジンを開発し搭載する計画だ。”
と書かれています。


次期アクセラ(MAZDA 3)では、現在欧州で搭載している1.6L MZ-CDエンジンの後継として、マツダ自社開発のSKYACTIV-D(1.5Lクラス)を載せるということでしょう。
マツダは1990年台後半から2Lクラスのディーゼルエンジンを自社開発して主に欧州で販売する車種に搭載していましたが、ここにきて、1.5Lクラスも自社開発ディーゼルエンジンの投入になりそうです。



ディーゼルエンジンは、日本国内でもSUV・セダン・ミニバンと搭載車種が増えてきています。
記事ではアクセラディーゼルの日本市場への投入について、はっきりと書かれてはいませんが、もしアクセラにディーゼルが設定されれば、小型車では国内初のクリーンディーゼル車になりそうです。
日本でもディーゼル乗用車の選択肢が、小型・低価格車の方向にも広がるのをとても楽しみにしています。

技術的には、SKYACTIV-D 2.2の国内向けと同様に1.5LクラスでもNOx後処理なしで排ガス規制対応できるのかに注目しています。ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの価格差が小さくなるといいですね。


参考資料
日経電子版(全文購読には無料会員登録必要)
マツダ、今夏にもアクセラ全面改良 ディーゼル・HV搭載
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO51445990W3A200C1LC0000/
MAZDA UK
http://www.mazda.co.uk/cars/mazda3-hatchback/specs-and-prices/
MAZDA Deutschland
http://www.mazda.de/modelle/mazda3-5tuerer/daten-preise/

関連記事
ディーゼル好きのブログ2011.12.29
http://1kd-ftv.blog.so-net.ne.jp/2011-12-29

2013年度(平成25年度)クリーンディーゼル補助金 [ディーゼル]

今日は、2013.2.4の日経朝刊1面に"電気自動車に目標価格"との見出しで掲載された、2013年度(平成25年度)のクリーンエネルギー自動車(CEV:Clean Energy Vehicle)等導入対策費補助金(CEV補助金)について書きます。

本件は、まだ、経済産業省から正式に発表されてはいませんので、変更される可能性がありますが、日経の記事は大変詳細かつ具体的な内容だったので、信頼性は高いものと個人的には思っています。


記事の内容を箇条書きします。
・補助金対象は電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、クリーンディーゼル車(2012年度までと同じ)。
・CEV補助金は2015年度末で廃止。
・2016年度を最終目標とした車両価格を決める(燃料費など購入後の経費を加味したうえで同格のガソリン車と同額にする)。
・2013~15年度の目標価格を決める(2016年度の最終目標に向け年度ごとに段階的に引き下げる)
・実際の車両価格が年度ごとの目標価格を下回る(目標達成の)場合は、車両価格と2016年度の目標価格との差額を全額、国が補助する。
・実際の車両価格が年度ごとの目標価格を上回る(目標未達の)場合は、車両価格と2016年度の目標価格との差額の2/3を国が補助する。

以上要約すると、「2013年度以降は新車のCEVを、実質、2016年度の目標価格で手に入れることができる」ということになると思います。
ただし、自動車メーカーががんばって、車両価格を年度ごとの目標価格より安くすることが条件です。
目標未達の場合、補助金額は2/3になってしまいますが、それでも現状の補助金額より多くなる可能性があります。

記事には、EVの"日産リーフ X"の例が掲載されていました。
「現在の定価は約358万円で13年度の目標価格は約332万円になるもよう。定価が約332万円に下がれば、16年度の目標価格(252万円)との差額である80万円が全額補助される。現行の補助金では約280万円の自己負担で購入できるが、新制度だと13年度の負担は約30万円少なく済む」そうです。

目標価格がいくらになるのかがポイントになりそうですが、来年度は補助金額が増えそうです。
個人的には、2012年春のCX-5発売から盛り上がっている、クリーンディーゼル車の普及がさらに進みそうなのが楽しみです。


CEV補助金の対象の一つであるEV用充電器については、2013年1月の一部報道によると、2013年度は充電器本体に加え工事費も補助対象となり、補助金額が増額されるようです。
EV普及のネックである充電インフラの整備が加速し、安心してEVで長距離走行ができる環境が整うといいなと思います。


EV・PHV・クリーンディーゼルの新車を購入して、これから3月上旬までに登録予定の方は、登録を少し遅らせて2013年度のCEV補助金対象にした方が補助金額が増えるかもしれません。ただし、2013年度のCEV補助金の開始時期・補助金額など不明な点がありますので、ディーラーで相談してみてください。

なお、2012年度(平成24年度)のCEV補助金の申請期間が少し(8日間)だけ延長されています。
変更後の締切りは、2013.3.8(金)までの車両登録で、2013.3.15(金)までにセンターへ申請書類必着です。


2013.3.1追記========================================
2012年度(平成24年度)のCEV補助金の申請期間が再度延長されました。延長は車両のみで充電器は対象外です。
変更後の締切りは、2013.5.8(水)までの車両登録で、登録から1ヶ月以内または2013.5.15(水)のどちらか早い日までにセンターへ申請書類必着です
昨年と同様に、国会予算審議が遅れている影響でしょうか。

参考資料
次世代自動車振興センター
http://www.cev-pc.or.jp/news/pdf/hojo_news20130301_01.pdf
====================================================


2013.4.24追記=========================================
2012年度(平成24年度)のCEV補助金は、予算超過のため、2013.4.18受付分で終了しました。
なお、経済産業省は、2013.4.1以降に登録した車両については平成25年度のCEV補助金の申請が可能となる見込みだとしています。

参考資料
次世代自動車振興センター
http://www.cev-pc.or.jp/news/pdf/H24yosansyuuryou.pdf
===================================================



参考資料
日経電子版(全文購読には無料会員登録必要)
電気自動車に目標価格 経産省、普及へ値下げ促す
http://www.nikkei.com/article/DGKDASFS02016_T00C13A2MM8000/
SankeiBiz
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130204/bsa1302041300002-n1.htm
一般社団法人 次世代自動車振興センター
http://www.cev-pc.or.jp/
MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130127/plc13012713300007-n1.htm

関連記事
ディーゼル好きのブログ2012.05.10
http://1kd-ftv.blog.so-net.ne.jp/2012-05-10

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