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日産がダイムラーにエンジン供給 [クルマ(一般的な話題)]

 今日は2012.1.8に発表された"日産がダイムラーにエンジン供給"というニュースについて書きます。

 日産は2014年から日産の米国デカード工場で、メルセデスベンツとインフィニティ向けの4気筒ガソリンエンジンを生産すると発表しました。
 ダイムラーの米国タスカルーサ工場で生産しているCクラスに搭載されます。
 なお同エンジンはインフィニティのモデルにも搭載され最大稼動時の生産能力は年間250,000台規模となる予定。

 ルノー・日産・ダイムラーは2010年4月に株式の持ち合いを含む提携を結んでいます。
 ニュースリリースにもあるように、広範囲にわたり具体的な動きが出てきているのですが、エンジン関係では今回の共同生産以外に次のようなものがあります。

日産・ルノーからダイムラーへ供給
 ルノー・トゥインゴ用の3気筒小型ガソリンエンジンをダイムラーのスマートへ供給
 4気筒ディーゼルエンジンを両グループ共同開発の小型商用車とメルセデスベンツ次世代プレミアム・コンパクトカーへ供給

ダイムラーから日産・ルノーへ供給
 4気筒と6気筒のガソリン・ディーゼルエンジンをインフィニティへ供給



 今回の共同生産は北米にエンジン工場を持たないダイムラーが為替リスクの低減を狙い日産の工場で共同生産するのが狙いのようです。
 ニュースリリースにはダイムラーが日産のエンジン性能をどのように評価したか触れていないのが残念です。

 従来、エンジンは自動車メーカが自前で生産して自社の車両に搭載することが多かったのですが、HV・EV・FCVと自動車の動力源が多様化し、また現地生産が増えるなか、エンジンもメーカ間で相互供給するひとつの部品として扱われることが多くなっていくのかもしれません。


参考資料
日産ニュースリリース
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2012/_STORY/120108-01-j.html
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