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2011年の交通事故 [クルマ(一般的な話題)]

 2011年の交通事故死者は全国で4611人と昨年(4863人)に比べ5.2%減少した。減少は11年連続。
 また、負傷者は852,904人(前年比4.9%減)、交通事故発生件数は690,907件(前年比4.8%減)、飲酒運転による死亡事故は267件(前年比7.0%減)でした。

交通事故死者数について過去の傾向を年を追って見ていくと、
・昭和45年まで
 ほぼ右肩上がりに増加し昭和45年に16,765人と過去最高を記録
・~昭和54年まで
 減少を続け昭和54年には8,466人
・~平成4年まで
 やや増加傾向で8千人~1万1千人で推移
・平成5年以降
 ほぼ右肩下がりに減少を続け現在に至る
 
という大きな流れがあります。

 最近の特徴として、負傷者や事故発生件数もここ7,8年減少が続いています。
 自動車保有台数や走行キロの減少が関係しているようです。


 交通事故死者はずいぶん減ったという印象を受けるかもしれませんが、
 個人的には交通事故はまだまだ多いと感じており、いまだ大きな社会問題のひとつであると認識しています。


 ちなみに日本の人口(約1億28百万人)を2011年の負傷者数で割ると150人に一人が交通事故で負傷したことになります。
 乱暴な計算ですが、日本人の平均寿命は約82歳ですので、一生でだいたい2人のうち一人が交通事故で負傷することになります。
 交通事故で負傷するのは意外と身近に起こると認識してもらえるでしょうか。

 運転者・同乗者・歩行者・自動車メーカー・警察・国土交通省・市町村など関係者は数多いのですが、それぞれが当事者意識を強く持って取り組んでいけたらいいなと思います。

 

参考資料
交通事故総合分析センターホームページ
http://www.itarda.or.jp/
警察庁ホームページ
平成22年中の交通死亡事故の特徴及び道路交通法違反取締状況につて
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001070077


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コメント 1

感動

 ダイセルの久保田邦親博士が内燃機関に発表したCCSCモデルは題名どおり境界潤滑現象の本性を解明したと思われます。
by 感動 (2019-04-17 21:55) 

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