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マツダ 人見常務 1月12日のプロフェッショナル仕事の流儀に登場! [クルマ(一般的な話題)]

2015年1月12日にNHK総合で放送される、プロフェッショナル仕事の流儀にマツダの人見光夫 常務執行役員が登場します。人見さんが主導している、SKYACTIV(スカイアクティブ)エンジンの開発がテーマのようです。


SKYACTIVエンジンは、2011年にデミオに搭載された、SKYACTIV-G 1.3を皮切りに、現在ではガソリンエンジンに1.5、2.0、2.5、ディーゼルエンジンに1.5、2.2という種類があります。

特徴は、理想の燃焼を追求し、ガソリン・ディーゼル共通の圧縮比14.0を達成(一部14.0ではない機種も存在します)。燃費・パワー・排ガス性能を飛躍的に高めた高性能エンジンということです。

もちろん、日本で再びディーゼル乗用車が幅広く普及するきっかけとなった、SKYAKTIV-D 2.2は個人的に非常に印象深いエンジンです。

また、次世代技術として、HCCI(Homogeneous-Charge Compression Ignition:予混合圧縮着火)について、量産を前提に本格的に開発を進めていることを表明しており、このあたりも気になるところです。

面白い内容だと思いますので、興味のある方は、是非ご覧ください。

放送日時
2015.1.12(月)22:00~22:48 NHK総合
再放送
2015.1.16(金)0:40~1:28(木曜深夜)



個人的には、人見さんの講演会で話を聴いたり、書籍を読んだりしたことがあります。90年代の経営危機、フォード傘下での立ち直り、そして最近のSKYACTIVを核とした成長と、マツダのここ20年は浮き沈みが激しかったですね。

人見さんは、そんな中でエンジン開発に従事してきた方で、理想を求めて、小手先ではない根本的な技術開発を目指している姿が印象的です。マツダは自動車メーカーとしては小規模ですが、SKYACTIVエンジンの開発は”マツダにでもできた”というよりは、むしろ、”マツダだからできた”のだと私は感じています。




参考資料
NHKプロフェッショナル仕事の流儀
http://www.nhk.or.jp/professional/schedule/
マツダ SKYACTIV ENGINE
http://www.mazda.com/jp/technology/skyactiv/engine/index.html
レスポンス
【池原照雄の単眼複眼】超希薄燃焼でHV並み燃費目指す
…マツダの次世代SKYACTIV
http://response.jp/article/2014/01/08/214325.html

モーターショー巡業 2013-2014 [クルマ(一般的な話題)]

2013年は2年に一度の東京モーターショーが開催されました。

今回は、トヨタのFCVコンセプト、ホンダのNSX CONCEPT、S660 CONCEPT、ダイハツのKOPEN(コペン)、スバルのLEBORG(レボーグ)など、この先3年以内には量産される予定の車両が多く展示されました。


そして、東京モーターショーの後には、東京より規模は小さくはなりますが、地方でもモーターショーが開催されます。私は今回も名古屋モーターショーに行ってきました。

名古屋と大阪は2013年中に既に終わってしまいましたが、来週末(2014.1.24-1.27)には福岡で開催されます。

今回が2回目の札幌でも引き続き開催されます。初開催の前回は駐車場が入場待ちになるほど盛況だったようです。

前回(2年前)は、東日本大震災の影響で、会場である夢メッセみやぎが復旧工事中のため休館していたこともあり、仙台では開催されませんでしたが、今回は時期は少し遅くなるものの、仙台モーターショーが復活します。


地方のモーターショーは東京モーターショーで出展された車両等の一部が展示されるほか、独自のイベントもたくさん開催されますので、興味のある方は、ぜひ出かけてみてください!



第43回 東京モーターショー  2013.11.23(土)-12.1(日)@東京ビッグサイト
第18回 名古屋モーターショー 2013.12.12(木)-12.15(日)@ポートメッセなごや
第8回 大阪モーターショー 2013.12.20(金)-12.23(月)@インテックス大阪
福岡モーターショー2014 2014.1.24(金)-1.27(月)@マリンメッセ福岡
札幌モーターショー2014 2014.2.14(金)-2.16(日)@札幌ドーム
第9回 仙台モーターショー 2014.2.22(土)-2.23(日)@夢メッセみやぎ


参考資料
第43回 東京モーターショー2013 ホームページ
http://www.tokyo-motorshow.com/
第18回 名古屋モーターショー ホームページ
http://www.nagoya-motorshow.com/
大阪モーターショー2013 ホームページ
http://www.osaka-motorshow.com/
福岡モーターショー2014 ホームページ
http://www.fukuoka-motorshow.jp/
札幌モーターショー2014 ホームページ
http://sapporomotorshow.jp/
第9回 仙台モーターショー ホームページ
http://www.sendai-motorshow2014.com/

ETCレーンの通行 [クルマ(一般的な話題)]

2013.4.28に安倍首相の車列が首都高代々木入口のETCレーンで追突事故を起こしました。

安倍首相が乗車する公用車の前方を走行中の警護車が料金所通過時に急停止し、公用車を含む計5台が絡む追突事故が起きたそうです。先頭の警護車が料金所を通過する際にETCバーが開かなかったようです。安倍首相にけがはなく公務も予定通り行われたそうです。
公用車や警護車は専門の訓練を受けた人(警察関係者でしょうか?)が運転していると思うのですが、それでも事故は起こるのですね。5台の運転手のうち何人かには、ETCバーはいつも開くから今回も開くはずだという思い込みがあったのかもしれないですね。

今日はETCレーンの通行について書きます。

まず、ETCバーが開かない原因を考えてみます。

1.料金所(ETC路側機器)の不具合
 路側機器のソフトウエアや車載器との通信不良などの不具合でETCバーが開かなかったり、料金が誤請求される場合がごくまれにあるようです。

2.ETC車載器の不具合
 ETCカードのICチップとの接触不良や、路側機器との通信不良、セットアップの不良、電源やアンテナの配線不良などが考えられます。
 車載器の故障ではありませんが、車載器のアンテナと路側機器との間に金属遮蔽物がある場合は電波が遮られるため通信不良を起こす可能性があります。

3.ETCカードの挿し忘れ
 不完全な挿入、カードの向きの間違え、ETCカード以外のカードを挿入した場合などの類似の不具合も考えられますね。
 ETCバーが開かない原因としてはカードの挿し忘れが一番多いようです。

4.ETCカード本体の不具合
 カードの期限切れやICチップなどカード本体の不良が考えられます。

ありがちな、うっかりミスから、運転手がいくら注意しても避けられそうにない不具合まで、いろいろな原因が考えられますね。

以上まとめると、”原因はいろいろ考えられるが、ETCバーはまれに開かないことがある”と思ったほうがよさそうです。
一番大切なのは、いつでも安全に停止できるように、”ETCレーンは速度20km/h以下で進入し徐行する”ことですね。


次に、不具合発生時の対処方法を考えてみます。

1.走行中にETCカードの挿し忘れなどの不具合に気づいた場合
運転中にETCカードを探したり挿したりすると、事故の原因になる場合がありますので、SA/PAなどの安全な場所に停止してから確認してください。

2.入口でETCバーが開かなかった場合
インターホンで係員に連絡して指示に従い、通行券を受け取ります。
停止中は、ハザードランプを点滅させ、周囲に異常を知らせたり、場合によっては、ブレーキランプを点滅させ、後続車に注意を促したほうがいいかもしれません。
絶対にバック(後退)してはいけません。追突される危険性が高まるだけでなく、カードを挿し直す等の対処をしてから再度ETCレーンに入っても、ETCバーは開かないことがあります。
入口でETCバーが開かなかった場合には、出口ではETCレーンは利用できないので、出口では一般レーンもしくはETC/一般レーンに入り係員に通行券とETCカードを渡して、通行料金を支払いましょう。

3.出口でETCバーが開かなかった場合
インターホンで係員に連絡して指示に従います。
通過してしまい、その場で支払いができなかった場合などは、高速道路会社の窓口に連絡しましょう。


2輪車の場合にはETCバーが開かない場合でも、後続車の追突を避けるため、ETCバーの前で停止せずに通過してから係員や高速道路会社へ連絡するのが良いそうです。

高速道路上での事故とは違い、ETCバーが開かなかった場合には車外に出てはいけないそうです。
なお、ETCバーが開かなかった場合には各種ETC割引が適用されないこともあるようです。



さて、冒頭の安倍首相の車列の事故はどうすれば回避できたのか考えてみます。
1.ETCカード・車載器の状態を乗車時に確認する
2.料金所通過速度を十分に落とす
3.車間距離を十分にとる
事故当時の細かい状況はわかりませんので断定することはできませんが、これらのいずれか一つでもできていれば、事故は回避できた可能性があると思います。
首相の車列は警護上の理由で一般車両に割り込まれてはいけないとか色々な制約があるのかもしれません。ただし、車間距離を詰めても速度を十分に落とせば追突はしにくくなると思います。どうしても速度を出したり車間距離を詰めなくてはならない特殊な状況の場合(通常はこんなことをしてはいけません)は、あえてETCバーに衝突し、通過した先の安全な場所で停止する方が良かったかもしれませんね。
なお、ETCバーの突破は追突事故を防ぐための最終手段です。通行料金は必ず支払いましょう。


恥ずかしい話ですが、私自身も10年ほど前にETCカードの挿し忘れが原因でETCバーが開かず、料金所で停止して係員に助けてもらった経験があります。うっかりミスは、誰でも起こすものだと個人的には思っています(減らすことはできそうですが…)。失敗したときの対処方法を知っておくことも大切ですね。


最後に繰り返しになりますが、”ETCレーンは速度20km/h以下で進入し徐行する”ことが最も大切だと思います。
何らかの原因で、ETCバーが開かなかったり前方車両が急停止した場合でも安全に停止することができます。


ゴールデンウィーク後半も多くの方が高速道路を利用すると思います。楽しく安全なドライブの参考になればうれしいです。




参考資料
日経電子版 安倍首相の車列で追突事故 首相にけがなし
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2702M_X20C13A4000000/
朝日新聞デジタル 首相乗せた車が追突、けがはなし ETCバー開かず
http://www.asahi.com/national/update/0427/TKY201304270140.html
レスポンス 安倍首相、玉突き衝突に巻き込まれる...首都高速代々木料金所
http://response.jp/article/2013/04/28/197021.html

NEXCO中日本ニュースリリース ETC機器システム障害の発生について
http://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/kyushu/h19/0309c/
首都高 ETCシステム障害のお知らせ
http://www.shutoko.jp/fee/etc/system

NEXCO東日本 ETCの安全な走行方法(ETC安全5則)と「もしも」の場合
http://www.driveplaza.com/traffic/safety_drive/tollgate/etc.html
NEXCO東日本 うっかりETCバーを押し開いて通過してしまった場合はご連絡を
http://www.driveplaza.com/etc/wrong_traffic3.html
NEXCO西日本 もしもETC開閉バーが開かなかったら
http://www.tokutoku-etc.jp/etc_debut/11_12.html

新東名を走ってきました:三ケ日JCT←→森掛川IC・・・その1 [クルマ(一般的な話題)]

 新東名の三ケ日JCT(ジャンクション)~御殿場JCT間(162km)が2012.4.14に開通しました。

 静岡県区間は東名と内陸寄りの新東名の二本となり、渋滞の緩和と信頼性向上(地震・津波・台風等への対策)といった効果が見込めるようです。


 開通翌週の平日に、名古屋方面から三ケ日JCT経由で新東名・森掛川IC(インターチェンジ)までを往復した時に気付いたことなどを書きます。


本線
 カーブ(最小半径3000m)・勾配(最大勾配2%)が緩やかで、確かに走りやすいです。ただ、速度感覚が鈍りがちで、ついついスピードを出しすぎてしまいました。制限速度は多くの区間で100km/hです。

トンネル
 新東名は東名より内陸部にあり、さらにカーブ・勾配を緩やかにするため、トンネルが多いのですが、トンネル内は路肩も広く圧迫感は強くありません。進行方向を照らすプロビーム照明の効果か前方車両も見やすく感じました。反面、無灯火の後方車両が見えにくい気がしました。トンネル走行時にはヘッドライトをを点灯し、車線変更や追越の際には念入りに後方確認をしたほうがよさそうです。

SA(サービスエリア)・PA(パーキングエリア)
 新しい施設で気持ちよく休憩できました。浜松SA(上り)は平日にもかかわらず昼前(11時頃)から混雑していました。遠州森町PA(上り)は11時台で空きがありました。手前に小型車用・奥に大型車(トラック・バス)用の駐車場があり、小型車用駐車場は特に混雑していました。従来の高速道路の駐車場とは少々違いがありますので、迷わないように注意が必要です。また、駐車場から合流車線へ進入する際、合流部がわかりにくいと感じました。合流車線の通行時には、合流部で周囲を慎重に確認したほうがよさそうです。


景色
 新東名は山間部で高架・トンネルが多いため近くの景色があまり見えないようです。あくまでも三ケ日JCT~森掛川IC間の個人的な印象です。 東名だと浜名湖・茶畑など静岡県らしい景色が見えます。あっ、ドライバーは脇見はいけませんね。

 連休も明日で最終日です。4月は通学路や高速道路での悲惨な交通事故が多発し、頻繁に報道されました。
 
 新東名はしばらくは慣れていない方が多く通行するものと思われます。
 事前にルートを確認する、時間に余裕をもつ、定期的に休憩をとるなどして、ドライブを楽しんでください!




参考資料
NEXCO中日本 新東名高速道路
http://www.c-nexco.co.jp/shintomei/comfort.html
NEXCO中日本 浜松SA(上り)
http://www.c-nexco.co.jp/sapa/search/neopasa/hamamatsu_u/map/index.html
NEXCO中日本 遠州森町PA(上り)
http://www.c-nexco.co.jp/sapa/search/detail/1850up550.html

2012年2月の車名別販売台数 [クルマ(一般的な話題)]

 2012.3.6に2012年2月の車名別販売台数が発表されました。
 1~10位はハイブリッド車(HV)、HVのグレードがある車種、軽自動車が占めています。

 1位のプリウスには従来のハッチバックに加えて、2011年5月発売のワゴンのプリウスα、2012年1月発売のプラグインハイブリッド(PHV)のプリウスPHVの3車種が含まれています。


 プリウスαの納期については、3月1日時点で5人乗りが6月以降、7人乗りが7月以降の工場出荷となっています。
 7人乗りはハイブッリッドシステムにリチウムイオン電池を使用しており、その生産量がすぐには増やせないようです。
 
 なお、5人乗り(2列シート)は従来のプリウスと同様のニッケル水素電池を荷室下に搭載しています。
 7人乗り(3列シート)は、3列目シートの搭載スペースを確保するために、リチウムイオン電池を採用しました(トヨタ初)。
 リチウムイオン電池はニッケル水素電池に比べて小型化が可能なため、運転席と助手席の間のセンターコンソール内に収まっています。

 アクア(AQUA)は3月6日時点で、今後の注文の納期目処は9月以降の工場出荷の予定となっています。

 ついでに書きますと、4月6日に発売する86については3月5日時点で、G・RCグレードは5月以降、GT・GT"Limited"グレードは9月以降の工場出荷の予定となっています。



 エコカー補助金は2013年(平成25年)1月31日登録分まで、もしくは予算がなくなるまでで終了です。
 上記の人気車種を購入する場合には、早め(今年の秋頃まで?)に注文したほうがよさそうです。86はそれでも間に合わないかもしれません。
 購入を検討中の方はディーラーに確認してみてください。


 トヨタの人気車種は数ヶ月待ってでも購入するだけの価値があると認められているんですね。
 トヨタにはできるだけ生産台数を増やしてほしいと思いますし、他の自動車メーカーにはもっとがんばってもらいたいと思っています。


参考資料
YOMIURI ONLINE 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/atcars/news/20120306-OYT8T00719.htm?from=osusume
TOYOTA News Realease プリウスαの納期についてのご案内(3/1更新)
http://www.toyota.co.jp/jp/news/priusalpha.html
TOYOTA プリウスα ハイブリッドシナジードライブ メカニズム
http://toyota.jp/priusalpha/001_p_001/dynamism/mechanism/index.html
TOYOTA News Realease アクア納期目処についてのご案内(3/6更新)
http://www.toyota.co.jp/jp/news/aqua.html
TOYOTA News Realease 86納期目処についてのご案内(3/6更新)
http://www.toyota.co.jp/jp/news/86.html

シビックハイブリッド燃費訴訟 [クルマ(一般的な話題)]

 今日は、2012.2.2の日経夕刊に、"燃費不当広告でホンダ賠償命令"の見出しで掲載された記事について書きます。

 日経によりますと、
"米ロサンゼルスの裁判所は、購入したシビックハイブリッドの燃費が広告よりも悪いため、予想外のガソリン代の出費を強いられたと主張する女性(Ms.Heather Peters:ヘザー・ピーターズさん)の訴えを認め、ホンダに9867ドル(約75万円)の賠償を命じた。
 ホンダは燃費が約21km/Lと宣伝していたが、バッテリーが劣化するに従って13km/L以下にしかならないと主張し、1万ドルの支払いを求めていた"
 そうです。


 ピーターズさんの車はシビックハイブリッドの2006年型であり、燃費は、高速:51MPG(mile per gallon),市街地:49MPG,混合:50MPGです。
 EPA(Environmental Protection Agency:米国環境保護庁)の規定に沿って測定した数値です。

 ピーターズさんの実際の燃費は良くて28MPGだったそうです。


 今回は、小額裁判所(1万ドルまでの賠償金を求めることができる簡易的な裁判)の判決であり、上級審で判決が覆ることも珍しくはないようです。
 ホンダは上訴するようです。

 シビックハイブリッドについては、以前から集団訴訟で争われており、和解案が示されています。
 和解案では、最大1500ドルの割引券がもらえることになっています。割引券はシビックハイブリッドを下取りに出して、ホンダ(ハイブリッド車除く)かACURA(ホンダの高級ブランド)の新車を購入する場合に使用できるものです。

 ピーターズさんは、この集団訴訟の和解案に納得できずに今回の訴訟を起こしたそうです。
 また、ピーターズさんは最近、失効していた弁護士資格を再取得しており、同様の訴訟を起こす場合には、手続きの相談に乗ってくれるそうです。



 確かに、モード燃費やカタログ燃費といわれる数値より、実際の燃費は悪い値になることが多いようで、ピーターズさんの主張にも一理あるとは思います。
 ただ、燃費はEPAの規定に沿って測定し表示しなければなりませんので、ホンダは訴えられて困っているでしょうね…

 
 アメリカでは2008モデルから新しい燃費測定方法が採用されており、高速高加速・エアコン・低外気温を考慮した測定モードが追加されています。
 この新しい測定方法では、シビックHV2006モデルは、高速:45MPG,市街地:40MPG,混合:42MPGと、古い測定モードに比べて燃費は悪くなります。

 日本でも、燃費値の測定方法を実際の走行に近づける狙いもあり、10・15モードからJC08モードへ移行しつつあります。


 ちなみにEPAのサイトには、"実際の燃費は運転方法・道路状況などによって変化します。EPA燃費は異なる車種同士の比較に利用してください。実際の燃費を正確に予測するものではありません。"と注意書きがあります。
 HONDA USAのシビックハイブリッド(2012モデル)のページには、燃費値の注釈として、"2012EPA燃費測定法に基づく。用途を比較のみに限定します。2008以前のモデルとの比較に使用しないで下さい。実際の燃費は運転方法や車のメンテナンス状況により変化します" 
との記述があります。


 日本でも、ハイブリッド車や第3のエコカー(低燃費ガソリン車)の販売が好調です。
 ご存知の方が多いとは思いますが、モード燃費(カタログ燃費)はある特定の条件で測定されたものであること、実際の燃費は運転方法・道路状況などで変化し、モード燃費より悪くなる場合が多いことに注意が必要ですね。


参考資料
The New York Times
http://wheels.blogs.nytimes.com/2012/02/02/citing-overstated-m-p-g-owner-of-civic-hybrid-wins-judgment-against-honda/?scp=1&sq=civic%20hybrid%20&st=cse
EPA DoE www.fueleconomy.gov
http://www.fueleconomy.gov/feg/ratings2008.shtml
HONDA USA Civic Hybrid 2012model
http://automobiles.honda.com/civic-hybrid/specifications.aspx?group=epa

名古屋モーターショーに行ってきました・・・その7(番外編2) [クルマ(一般的な話題)]

 名古屋モーターショーについては、今日で最終回にしようと思います。

 モーターショーでは展示車の説明などを掲載したパンフレットを各社が配布しています。
 今年は全体的に、パンフレットが薄く、紙質やインクなどのコストダウンに苦心したようです。

 そこで、比較可能な3回分のパンフレットの重さを量ってみました。
 (トヨタ、日産、ホンダ、スズキ、ダイハツの合計)

 2007年:1163g
 2009年:580g
 2011年:301g

 2007年に比べ2009年は半減、2011年はさらに半減しています。
 量が多ければ良いというわけではないとは思いますが、最近の景気を反映しているのでしょうかね。


 今回のモーターショーではトヨタはパンフレットを配布していませんでした。説明員に確認したところ、詳しくはWEBでということでした。
 個人的には本音をいえばやっぱりパンフレットはほしいなと思います。分厚かったり豪華だったりする必要はないので、シンプルに上手に表現する方法を考えてほしいです。
 紙のパンフレットがない場合は、代わりに、来場者にしかもらえない特典を何か準備してくれるといいなと思います。



 名古屋モーターショーでは、クルマ関連以外にも楽しい出来事がありましたよ。
 がんばろう東北!観光・物産展コーナーで、東北のお菓子と漬物を買いました。
 漬物やさんのおじさんがおまけに饅頭をくれたのです!
 帰宅後、美味しく・ありがたく頂きました。




 2年に1度のモーターショーも東京・名古屋・大阪は既に終了し、残すは今週末の福岡と2月の札幌となりました。
 会場に行かれる方は存分に楽しんできてください!



関連記事
ディーゼル好きのブログ2011.12.10
http://1kd-ftv.blog.so-net.ne.jp/2011-12-10

名古屋モーターショーに行ってきました・・・その6(番外編1) [クルマ(一般的な話題)]

 今日は名古屋モーターショー番外編1として、輸入車コーナーで気になったクルマについて書きます。

T-REX
 カナダ・モントリオールに本社があるCampagna Motors(カンパーニャ)の3輪自動車(リバーストライク)です。
 カワサキ・ハーレーなどバイクのエンジンを搭載した前2輪・後1輪の3輪自動車です。
 日本全国・7ヵ所のディーラーで購入可能です。
 大阪モーターショー、福岡モーターショーにも出展するようです。


TESLA ROADSTER
 TESLA(テスラ・モーターズ)はアメリカ・カルフォルニア州シリコンバレーに本社がある電気自動車ベンチャーです。
 ROADSTERは2008年から販売しているテスラモーターズ初の車両です。
 東京青山に直営店があり、日本でも購入可能です。

 トヨタ・GMの合弁工場(NUMMI)を買い取って現在、量販・4ドアセダンのMODEL Sの生産を準備中であり日本でも予約を開始しています。
 テスラはトヨタと業務・資本提携しており、EVを共同開発しているそうです。



 両社ともなかなか一般にはなじみがないと思いますが、あまり実用的ではない趣味で乗る珍しいクルマが色々と存在するのは楽しいですね。


カンパーニャモーターズジャパン ホームページ
http://www.campagnamotors.jp/index.html
テスラモーターズ ホームページ
http://www.teslamotors.com/jp

日産がダイムラーにエンジン供給 [クルマ(一般的な話題)]

 今日は2012.1.8に発表された"日産がダイムラーにエンジン供給"というニュースについて書きます。

 日産は2014年から日産の米国デカード工場で、メルセデスベンツとインフィニティ向けの4気筒ガソリンエンジンを生産すると発表しました。
 ダイムラーの米国タスカルーサ工場で生産しているCクラスに搭載されます。
 なお同エンジンはインフィニティのモデルにも搭載され最大稼動時の生産能力は年間250,000台規模となる予定。

 ルノー・日産・ダイムラーは2010年4月に株式の持ち合いを含む提携を結んでいます。
 ニュースリリースにもあるように、広範囲にわたり具体的な動きが出てきているのですが、エンジン関係では今回の共同生産以外に次のようなものがあります。

日産・ルノーからダイムラーへ供給
 ルノー・トゥインゴ用の3気筒小型ガソリンエンジンをダイムラーのスマートへ供給
 4気筒ディーゼルエンジンを両グループ共同開発の小型商用車とメルセデスベンツ次世代プレミアム・コンパクトカーへ供給

ダイムラーから日産・ルノーへ供給
 4気筒と6気筒のガソリン・ディーゼルエンジンをインフィニティへ供給



 今回の共同生産は北米にエンジン工場を持たないダイムラーが為替リスクの低減を狙い日産の工場で共同生産するのが狙いのようです。
 ニュースリリースにはダイムラーが日産のエンジン性能をどのように評価したか触れていないのが残念です。

 従来、エンジンは自動車メーカが自前で生産して自社の車両に搭載することが多かったのですが、HV・EV・FCVと自動車の動力源が多様化し、また現地生産が増えるなか、エンジンもメーカ間で相互供給するひとつの部品として扱われることが多くなっていくのかもしれません。


参考資料
日産ニュースリリース
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2012/_STORY/120108-01-j.html

2011年の交通事故 [クルマ(一般的な話題)]

 2011年の交通事故死者は全国で4611人と昨年(4863人)に比べ5.2%減少した。減少は11年連続。
 また、負傷者は852,904人(前年比4.9%減)、交通事故発生件数は690,907件(前年比4.8%減)、飲酒運転による死亡事故は267件(前年比7.0%減)でした。

交通事故死者数について過去の傾向を年を追って見ていくと、
・昭和45年まで
 ほぼ右肩上がりに増加し昭和45年に16,765人と過去最高を記録
・~昭和54年まで
 減少を続け昭和54年には8,466人
・~平成4年まで
 やや増加傾向で8千人~1万1千人で推移
・平成5年以降
 ほぼ右肩下がりに減少を続け現在に至る
 
という大きな流れがあります。

 最近の特徴として、負傷者や事故発生件数もここ7,8年減少が続いています。
 自動車保有台数や走行キロの減少が関係しているようです。


 交通事故死者はずいぶん減ったという印象を受けるかもしれませんが、
 個人的には交通事故はまだまだ多いと感じており、いまだ大きな社会問題のひとつであると認識しています。


 ちなみに日本の人口(約1億28百万人)を2011年の負傷者数で割ると150人に一人が交通事故で負傷したことになります。
 乱暴な計算ですが、日本人の平均寿命は約82歳ですので、一生でだいたい2人のうち一人が交通事故で負傷することになります。
 交通事故で負傷するのは意外と身近に起こると認識してもらえるでしょうか。

 運転者・同乗者・歩行者・自動車メーカー・警察・国土交通省・市町村など関係者は数多いのですが、それぞれが当事者意識を強く持って取り組んでいけたらいいなと思います。

 

参考資料
交通事故総合分析センターホームページ
http://www.itarda.or.jp/
警察庁ホームページ
平成22年中の交通死亡事故の特徴及び道路交通法違反取締状況につて
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001070077


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