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石原都知事 "ディーゼル車が増えるのは歴史の必然" と語る [ディーゼル]

 今日は、石原都知事が2012.3.16の記者会見で、"ディーゼル車が増えるのは歴史の必然"と語ったことについて書きます。
 
 

 Response(レスポンス)の記者のディーゼルについて質問に対し、
 石原都知事が自らの実体験も交えてディーゼル車に関して好意的に語りました!
 
 よくぞ質問してくれました!この記者は偉い!


 テキスト版がまだ公開前ですので、東京都が公開している録画映像から、記者会見のやりとりを書き起こしてみました。

石原都知事(I):はいどうぞ。どこの方?
Response記者(R):取材記者の中島です。インターネットニュースのResponseです。ディーゼル規制についてお伺いしたいのですが。
I:え?
R:ディーゼルの規制です。
I:ほうほう。
R:ガソリン価格の高騰でですね、欧州のようにディーゼル車を選ぶ利用者が増えています。クリーンディーゼルというものなんですが。ディーゼル車の普及について現状でどうお考えになっているのか、ご所見をお願いします。
I:これはね、やっぱりね、歴史的には必然だと思いますね。ヨーロッパに行きますとね、ほとんどね、ディーゼル車ですよ。それでね、たまたま、もう、このごろ、遠いし退屈だから行かないんだけど、ダボス会議(*)に何度か行ったときにね、渋滞でねホテルまで、ちょっと歩いていくときに、ずーっと、止まってる車がみんなディーゼルでしたがね、排気ガスの臭いっていうのがぜんぜん違うんですよ、日本とね。これはね、日本の業界もね工夫して、このごろ協力してくれるようになりましたけど、まだ、全般的な目じゃありませんが。私は必然的に、あのー、ディーゼルで走る車が増えざるを得ないと思うし、結構なことだと思いますけどね。

(*)ダボス会議とは、毎年1月末にスイスのダボスで開催される世界経済フォーラムの年次総会。


 全体で約34分の記者会見のうち、中盤の1分間程の何気ない穏やかな質疑応答でした。




 国内でディーゼル乗用車が次々と販売終了するきっかけとなったと言われている、1999年の石原都知事のペットボトル入りPM(Particulate Matter:粒子状物質)を振るパフォーマンス。
 ディーゼル車が排出する黒く臭い排気ガスの実体験と結びつき、国民にディーゼル=汚いというイメージがすっかり定着したのだと思います。
 当時、走っていたディーゼル車の排気ガスは確かに汚かったと思います。


 東京都が主導し、2003年10月に始まった、一都三県(東京都・神奈川県。埼玉県・千葉県)のディーゼル規制条例は、PM排出基準値を満たさないディーゼル車(乗用車は含まず)は、運行を禁止する厳しいもので、大気汚染の改善に大きな効果があったことは確かです。


 ただ、自動車メーカーへの影響が大きく、国内から新車のディーゼル乗用車がなくなっていったのは残念でした。
 当時、コモンレールやDPF(Diesel Particulate Filter)などPM対策技術は出てきていたのに…



 冒頭のResponse記者の質問は、CX-5ディーゼルの販売好調を受けたものだと思います。
 まあ、石原都知事は、もともと、ディーゼル車が排出するPMがいけないと主張していただけなのかと思いますが、
 ここ数年、石原都知事がディーゼル車に肯定的な考えを持っていることが明らかになり、個人的にはとてもうれしく思っています。

 参考資料
Response ディーゼル車が増えるのは「歴史の必然」...石原東京都知事
http://response.jp/article/2012/03/16/171501.html

東京都 石原都知事記者会見
2012/3/16 録画映像15:00~16:10位まで
http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/kako24.htm

九都県市あおぞらネットワーク
ディーゼル車規制の効果
http://www.9taiki.jp/about/effect.html
流入車対策について
http://www.9taiki.jp/inflow/index.html


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