SSブログ
ディーゼル ブログトップ
前の10件 | -

マツダ新型デミオ 今夜のWBSで紹介 [ディーゼル]

今夜(2014.7.4)のWBS(ワールドビジネスサテライト)で、まもなく発売されるマツダの新型デミオの取材が放送されます。

今朝の日経新聞のテレビ欄によると、”開発の最終段階を迎えたマツダの新型「デミオ」を独占取材。ハイブリッド車並みの実燃費と「走る楽しさ」の両立にこだわるディーゼルエンジンの実力に迫る”という内容です。


新型デミオは、近く発売される予定(来月(2014.8)あたりに、発表されるとの噂もある)の、マツダのコンパクトカーです。マツダ自社開発の小型ディーゼルエンジン(SKYAKTIV-D 1.5)を搭載することが、マツダから正式に発表されており、話題になっています。

WBSは経済ニュース番組ですが、マツダCX-5などディーゼル車についても過去に何度か取り上げています。今回もマツダの開発現場を取材したものと思われますので楽しみです。興味のある方は、ぜひ、ご覧ください。



放送時間
2014.7.4 23:00~23:58 テレビ東京系列
2014.7.4 24:00~24:58 BSJAPAN(再放送)

2012年のディーゼル乗用車の国内販売状況 [ディーゼル]

今日は、2012年の国内ディーゼル乗用車の販売状況と2013年への期待について書きます。

2012年のディーゼル乗用車の国内販売台数は約4万台と、2011年の9,072台から一気に4倍以上に増えました。
ここ10年ほどのディーゼル乗用車の販売状況を考えると、夢のような数字です。

2012年2月に発売したCX-5は、2012年の販売台数35,438台のうち約8割の26,835台がディーゼルだったそうで、2012年12月の一部改良以降はディーゼル比率が91-92%に達しているそうです。
2012年11月に発売したアテンザも76%がディーゼルで当初の予想を大きく超えているそうです。

CX-5が国内ディーゼル乗用車販売台数の増加に最も貢献しているのは間違いありませんが、BMWのディーゼル乗用車もかなり売れているようです。
BMWの日本国内におけるディーゼルモデルは、2012年2月のX5の販売開始を皮切りに、8月から9月にかけては、3シリーズセダン・ツーリング、5シリーズセダン・ツーリング、X3と立て続けに追加しています。
6モデルの車両、2L・3Lの2種類のディーゼルエンジンと国内最大のディーゼル乗用車ラインナップです。

さて、BMWのディーゼル乗用車販売についてですが、2012年12月単月で、3シリーズで約45%(セダン約30%、ツーリング約90%)、5シリーズで約30%(セダン約20%、ツーリング約50%)、X3で約55%、X5で約65%となっています。MINIの発表会の説明資料によりますと、3シリーズで43%、5シリーズで28%となっています(上記と同じ2012.12単月データか?)。
ツーリング(ワゴン)やXシリーズのディーゼル比率の高さは驚きです。また、5シリーズより3シリーズのほうがディーゼル比率が高いのも注目に値します。これまで、BMWのライバルであるメルセデス・ベンツはEクラスとMクラスという比較的大型の車種にディーゼルを設定して日本で販売していますが、もう少し小型の車種でもディーゼルの需要があるのかもしれません。
ちなみに、欧州では大型車のほうがディーゼル比率が高いようです。ガソリン・ディーゼルエンジン搭載グレードの価格差が車両価格全体に占める比率が低いことや、走行距離が長いこと、走行距離あたりの燃料代の差が大きいことなどが理由だと思われます。


国内に話を戻しますと、2013年1月には三菱から国内では初のクリーンディーゼルミニバンである、デリカD:5クリーンディーゼルが発売されました。エンジンは欧州でアウトランダーに搭載されている2.2Lの4N14を国内向けに改良したものです。三菱のクリーンディーゼル乗用車はパジェロに続く2車種目です。

テレビ東京のWBSで2012.12.13にディーゼル特集が放送されました。今回のブログでも触れた、BMW・マツダ・三菱自動車への取材を通して、最近の国内のディーゼル乗用車の動向がよくまとめられています。興味のある方はご覧ください。
WBSでは自動車に関する独自取材がよく放送されます。この日も放送から約2週間後に発表されることになる、デリカD:5を取り上げています。経済ニュースですが、技術についてもわかりやすく解説しています。


2012年はCX-5の好調で日本でも本格的なディーゼルモデル普及のきっかけの年になったと思います。
2013年もディーゼルエンジン搭載モデルが新たに多く発売され、販売もさらに増加するといいですね。

トヨタ・日産・ホンダ・マツダ・三菱・スバルと多くの日本メーカーが欧州では自社開発のディーゼルエンジンを投入しています。日本で販売しているのは、今のところ、日産・マツダ・三菱の3社ですね。ホンダとスバルにも日本でディーゼル車を販売して欲しいですね。
ディーゼルの本場である、欧州メーカーでは、メルセデス・ベンツとBMWの2社が日本でディーゼル乗用車を販売しています。上記2社以外の欧州メーカーの日本市場へのディーゼル車投入とメルセデス・ベンツの車種増加も期待しています。



参考資料
日刊工業新聞 エコカー新潮流/ディーゼルに存在感-SUV・ワゴンで増える
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0420130207bebj.html
クリーンディーゼル普及促進協議会
http://www.cleandiesel.gr.jp/buy_cd2012.html

マツダニュースリリース 「マツダ CX-5」が2012年SUV国内販売台数第1位を獲得
http://www.mazda.co.jp/corporate/publicity/release/2013/201301/130110a.html
Response マツダ山内社長「CX-5のディーゼル比率が9割超に」…一部改良受け
http://response.jp/article/2013/02/07/190609.html
マツダニュースリリース 新型「マツダ アテンザ」の販売が好調
http://www.mazda.co.jp/corporate/publicity/release/2012/201212/121221b.html

CarWatch BMW、クリーン・ディーゼル・モデルが国内販売の1/4を占める
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20130129_585459.html
CarWatch MINI、クロスオーバークーペ「ペースマン」を国内発売 
記事の一番下の5枚の写真のうちの2枚目
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20130213_587562.html

三菱自動車
『デリカD:5』にミニバン初のクリーンディーゼルエンジン搭載車を設定
http://www.mitsubishi-motors.com/publish/pressrelease_jp/products/2012/news/detail4638.html

WBS エコカーウォーズ14 拡大するクリーンディーゼル 2012.12.13
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/feature/post_31948/

マツダ アクセラにディーゼルエンジンを搭載:2013初夏にフルモデルチェンジ [ディーゼル]

2013.2.7の日経電子版に、”マツダ、今夏にもアクセラ全面改良 ディーゼル・HV搭載”という見出しの記事が掲載されました。
今日は、次期アクセラのディーゼルエンジンについて書きます。


まず、現行ののアクセラ(海外名:MAZDA 3)のエンジンついて、おさらいしておきます。
日本国内では、現在、1.5L・2.0L・2.0L SKYACTIV-G・2.3L DISI TURBOと4機種のガソリンエンジンが搭載されています。
イギリスとドイツのマツダホームページを調べたところ、欧州ではガソリンエンジンが、1.6L・2.0L・2.0L DISI(直噴)・2.3L DISI TURBOの4機種、ディーゼルエンジンは1.6L MZ-CD・2.2L MZR-CDの2種類が搭載されています。
このうち、1.6Lのディーゼルエンジンは、プジョーから供給されている機種(プジョー名:DV6)で、2.2LはSKYACTIV-Dの一つ前の機種でマツダ自社開発エンジンです。


次期アクセラについて、日経電子版の記事では、
"2013.2.6に広島市内で開催した決算発表会見で、マツダの尾崎清副社長は今後の販売戦略として「真夏から秋にかけて、(最も販売台数の多い)旗艦モデルを投入する」と言明した。車種は特定しなかったが、小型車「アクセラ」を全面改良して投入する見通しだ。CX-5で販売が好調なディーゼルエンジンで、1.5リットルクラスの小型エンジンを開発し搭載する計画だ。”
と書かれています。


次期アクセラ(MAZDA 3)では、現在欧州で搭載している1.6L MZ-CDエンジンの後継として、マツダ自社開発のSKYACTIV-D(1.5Lクラス)を載せるということでしょう。
マツダは1990年台後半から2Lクラスのディーゼルエンジンを自社開発して主に欧州で販売する車種に搭載していましたが、ここにきて、1.5Lクラスも自社開発ディーゼルエンジンの投入になりそうです。



ディーゼルエンジンは、日本国内でもSUV・セダン・ミニバンと搭載車種が増えてきています。
記事ではアクセラディーゼルの日本市場への投入について、はっきりと書かれてはいませんが、もしアクセラにディーゼルが設定されれば、小型車では国内初のクリーンディーゼル車になりそうです。
日本でもディーゼル乗用車の選択肢が、小型・低価格車の方向にも広がるのをとても楽しみにしています。

技術的には、SKYACTIV-D 2.2の国内向けと同様に1.5LクラスでもNOx後処理なしで排ガス規制対応できるのかに注目しています。ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの価格差が小さくなるといいですね。


参考資料
日経電子版(全文購読には無料会員登録必要)
マツダ、今夏にもアクセラ全面改良 ディーゼル・HV搭載
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO51445990W3A200C1LC0000/
MAZDA UK
http://www.mazda.co.uk/cars/mazda3-hatchback/specs-and-prices/
MAZDA Deutschland
http://www.mazda.de/modelle/mazda3-5tuerer/daten-preise/

関連記事
ディーゼル好きのブログ2011.12.29
http://1kd-ftv.blog.so-net.ne.jp/2011-12-29

2013年度(平成25年度)クリーンディーゼル補助金 [ディーゼル]

今日は、2013.2.4の日経朝刊1面に"電気自動車に目標価格"との見出しで掲載された、2013年度(平成25年度)のクリーンエネルギー自動車(CEV:Clean Energy Vehicle)等導入対策費補助金(CEV補助金)について書きます。

本件は、まだ、経済産業省から正式に発表されてはいませんので、変更される可能性がありますが、日経の記事は大変詳細かつ具体的な内容だったので、信頼性は高いものと個人的には思っています。


記事の内容を箇条書きします。
・補助金対象は電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、クリーンディーゼル車(2012年度までと同じ)。
・CEV補助金は2015年度末で廃止。
・2016年度を最終目標とした車両価格を決める(燃料費など購入後の経費を加味したうえで同格のガソリン車と同額にする)。
・2013~15年度の目標価格を決める(2016年度の最終目標に向け年度ごとに段階的に引き下げる)
・実際の車両価格が年度ごとの目標価格を下回る(目標達成の)場合は、車両価格と2016年度の目標価格との差額を全額、国が補助する。
・実際の車両価格が年度ごとの目標価格を上回る(目標未達の)場合は、車両価格と2016年度の目標価格との差額の2/3を国が補助する。

以上要約すると、「2013年度以降は新車のCEVを、実質、2016年度の目標価格で手に入れることができる」ということになると思います。
ただし、自動車メーカーががんばって、車両価格を年度ごとの目標価格より安くすることが条件です。
目標未達の場合、補助金額は2/3になってしまいますが、それでも現状の補助金額より多くなる可能性があります。

記事には、EVの"日産リーフ X"の例が掲載されていました。
「現在の定価は約358万円で13年度の目標価格は約332万円になるもよう。定価が約332万円に下がれば、16年度の目標価格(252万円)との差額である80万円が全額補助される。現行の補助金では約280万円の自己負担で購入できるが、新制度だと13年度の負担は約30万円少なく済む」そうです。

目標価格がいくらになるのかがポイントになりそうですが、来年度は補助金額が増えそうです。
個人的には、2012年春のCX-5発売から盛り上がっている、クリーンディーゼル車の普及がさらに進みそうなのが楽しみです。


CEV補助金の対象の一つであるEV用充電器については、2013年1月の一部報道によると、2013年度は充電器本体に加え工事費も補助対象となり、補助金額が増額されるようです。
EV普及のネックである充電インフラの整備が加速し、安心してEVで長距離走行ができる環境が整うといいなと思います。


EV・PHV・クリーンディーゼルの新車を購入して、これから3月上旬までに登録予定の方は、登録を少し遅らせて2013年度のCEV補助金対象にした方が補助金額が増えるかもしれません。ただし、2013年度のCEV補助金の開始時期・補助金額など不明な点がありますので、ディーラーで相談してみてください。

なお、2012年度(平成24年度)のCEV補助金の申請期間が少し(8日間)だけ延長されています。
変更後の締切りは、2013.3.8(金)までの車両登録で、2013.3.15(金)までにセンターへ申請書類必着です。


2013.3.1追記========================================
2012年度(平成24年度)のCEV補助金の申請期間が再度延長されました。延長は車両のみで充電器は対象外です。
変更後の締切りは、2013.5.8(水)までの車両登録で、登録から1ヶ月以内または2013.5.15(水)のどちらか早い日までにセンターへ申請書類必着です
昨年と同様に、国会予算審議が遅れている影響でしょうか。

参考資料
次世代自動車振興センター
http://www.cev-pc.or.jp/news/pdf/hojo_news20130301_01.pdf
====================================================


2013.4.24追記=========================================
2012年度(平成24年度)のCEV補助金は、予算超過のため、2013.4.18受付分で終了しました。
なお、経済産業省は、2013.4.1以降に登録した車両については平成25年度のCEV補助金の申請が可能となる見込みだとしています。

参考資料
次世代自動車振興センター
http://www.cev-pc.or.jp/news/pdf/H24yosansyuuryou.pdf
===================================================



参考資料
日経電子版(全文購読には無料会員登録必要)
電気自動車に目標価格 経産省、普及へ値下げ促す
http://www.nikkei.com/article/DGKDASFS02016_T00C13A2MM8000/
SankeiBiz
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130204/bsa1302041300002-n1.htm
一般社団法人 次世代自動車振興センター
http://www.cev-pc.or.jp/
MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130127/plc13012713300007-n1.htm

関連記事
ディーゼル好きのブログ2012.05.10
http://1kd-ftv.blog.so-net.ne.jp/2012-05-10

平成24年度 クリーンディーゼル補助金 受付開始 [ディーゼル]

 平成24年度クリーンエネルギー自動車等導入対策費補助金の受付が、2012.4.20から始まりました。
 2012.4.18からは次世代自動車振興センターのホームページに補助金のページが開設されたようです。


平成24年度クリーンエネルギー自動車等導入対策費補助金 概要
 補助対象:電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド自動車(PHV)、クリーンディーゼル乗用車、充電設備
 対象登録期間:平成24年3月1日~平成25年2月28日 初度登録分
 募集期間:平成24年4月20日~平成25年3月7日、ただし、予算額を超過した場合は申し込み期間内でも終了します。
 申込期限:初度登録日から1ヶ月以内に補助金交付申請書類一式提出
     なお、平成24年3月1日から平成24年4月27日までの登録分は平成24年5月31日まで

2013.2.9追記=================================================
2012年度(平成24年度)の補助金の申請期間が少し(8日間)だけ延長されました。
変更後の期限は以下の通りです。
対象登録期間:平成25年3月8日(金)までの登録。
申込期限:平成25年3月15日(金)までにセンターへ申請書類必着
==========================================================

2013.3.3追記========================================
2012年度(平成24年度)の補助金の申請期間が再度延長されました。延長は車両のみで充電器は対象外です。
変更後の締切りは以下の通りです。
対象登録期間:平成25年5月15日(水)までの車両登録。
申込期限:登録から1ヶ月以内または平成25年5月15日(水)のどちらか早い日までにセンターへ申請書類必着

参考資料
次世代自動車振興センター
http://www.cev-pc.or.jp/news/pdf/hojo_news20130301_01.pdf
====================================================

2013.4.24追記=========================================
2012年度(平成24年度)のCEV補助金は、予算超過のため、2013.4.18受付分で終了しました。
なお、経済産業省は、2013.4.1以降に登録した車両については平成25年度のCEV補助金の申請が可能となる見込みだとしています。

参考資料
次世代自動車振興センター
http://www.cev-pc.or.jp/news/pdf/H24yosansyuuryou.pdf
===================================================


 補助金上限額は基本的にはベース車両との差額の1/2であり、車種・グレードごとにあらかじめ決められています。例えば、クリーンディーゼル車の場合は、装備が同等のガソリン車との差額の1/2となります。


 クリーンエネルギー自動車等導入対策費補助金を受ける際には以下の2点にご注意ください。
 ・国による他の補助金(エコカー補助金など)と重複して申請することはできません。
 ・処分制限期間があります。例えば、CX-5 XD・リーフ・プリウスPHVなどの自家用乗用車は6年間、i-MiEVなどの自家用軽自動車は4年間の継続保有が必要です。期限内に処分した場合には補助金は返納しなければなりません。

 "省エネ・CO2排出削減に高い効果を持ち、世界的な市場の拡大が期待される電気自動車等の次世代自動車について、世界に先駆けて普及を促進し国内市場の確立を図るため、車両や充電設備等に対する補助を行う"というのが補助金の目的ですから継続保有条件は妥当だと思います。


 
 参議院で与党が過半数を割り込む、ねじれ国会で、3月末までには予算案が可決できなかったため、4月1日からは暫定予算でしのぎました。その後、4月5日の平成24年度予算成立に伴い、平成24年度クリーンエネルギー自動車等導入対策費補助金も予定通り実施される運びとなったようです。

 前年度(平成23年度)分は、平成24年2月29日登録分までで終了しており、平成24年3月1日以降の登録分は、しばらく"補助金支給の見込み"という状態のままでした。
 もしかしたら、念のため、電気自動車やクリーンディーゼル車の契約を延期していた方もいるかもしれません。本来は2012年2月末までに平成24年度も継続することを正式に決めなければならなかったと思います。

 政治の混乱で実生活に悪影響を及ぼすことがないよう、お願いしたいものです。


 
 
 対象車の購入を予定している方は、補助金の詳細についてディーラーにご確認のうえ手続きを進めてください。



参考資料
一般社団法人 次世代自動車振興センター 補助金情報
http://www.cev-pc.or.jp/NGVPC/subsidy/index.html
平成24年度 クリーンエネルギー自動車等導入費補助事業のご案内 電気自動車・クリーンディーゼル自動車用
http://www.cev-pc.or.jp/CEV/index.html
平成24年度クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金 業務実施細則
http://www.cev-pc.or.jp/CEV/sankoh-shiryo/PDF/saisoku.pdf
平成24年度クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金 取得財産等の処分を制限する期間
http://www.cev-pc.or.jp/CEV/shinsei-tebiki/shinsei-tebiki-4.html

関連記事
ディーゼル好きのブログ2012.2.16
http://1kd-ftv.blog.so-net.ne.jp/2012-02-16

ポルシェがカイエンディーゼル:Porche Cayenne Diesel を米国で発売!・・・その2 [ディーゼル]

 今日は、今年の9月にアメリカで発売される、ポルシェカイエンディーゼルを含むカイエンシリーズのスペックについて書きます。


2012.04.15_Porche Cayenne 2013US_SPEC_ Blog.JPG

 ディーゼルモデルは、ノーマルのカイエンとカイエンSの間のモデルという位置づけのようですね。
 最高出力・0-60mph・最高速度はガソリンエンジンの得意分野ですが、カイエンディーゼルの燃費・最大トルクはカイエンSハイブリッド並みです。


 従来、アメリカでは、ガソリン価格が安かったため、大型のガソリン車が主流だったのですが、最近、ガソリン価格が高騰しており、リーマンショック直前の水準である、4ドル/ガロンに迫っています。
 そのため、アメリカでは燃費の良い小型車やガソリンハイブリッド:HV車が売れています。

 ちなみに、プリウスは2012年3月にアメリカでの新車販売が単月としては過去最高の28,711台を記録しています。

 アメリカの軽油価格は3.986ドル/ガロンであり、ガソリン(オクタン価:87)3.647ドル/ガロンより高いのですね(2012.2.24時点)。

 カイエンのような大型車だと、ガソリン車に比べてディーゼル車のほうがずいぶん燃費が良いので、走行距離あたりの燃料代は、ディーゼルのほうがずいぶん安くなると思います。

 
 書き終えようと思ったところで、カイエンシリーズにまた1車種追加されることがわかりました。 
 北京モーターショー(Auto China 2012 2012.4.23-5.2開催)で初公開されるカイエンGTSです。カイエンSをベースに、エンジン出力20hpアップ、車高24mmダウンしたオンロードバージョンです。スペック比較表にも追加しておきました。



 現在、アメリカで販売しているディーゼル乗用車について、また今度書きたいと思っています。



参考資料
Response 【ニューヨークモーターショー12】ポルシェ カイエン 新型…ディーゼルを米国へ初投入
http://response.jp/article/2012/04/04/172439.html
Response 【北京モーターショー12】ポルシェ カイエンGTS 新型をワールドプレミア
http://response.jp/article/2012/04/10/172760.html

Porche Cars North America Media Central
http://press.porsche.com/models/Cayenne
http://press.porsche.com/vehicles/2013/2013_Cayenne_Product_Overview.pdf
http://press.porsche.com/vehicles/2013/2013_Cayenne_Diesel_Specs.pdf

Response トヨタ プリウス、米国販売が過去最高・・・3月実績
http://response.jp/article/2012/04/09/172669.html
JAF 「世界の燃料価格リスト」
http://www.jaf.or.jp/inter/fuel/index.htm

関連記事
ディーゼル好きのブログ2012.4.11
http://1kd-ftv.blog.so-net.ne.jp/2012-04-11

ポルシェがカイエンディーゼル:Porche Cayenne Diesel を米国で発売!・・・その1 [ディーゼル]

 現在開催中のニューヨーク・モーターショー(NEW YORK INTERNATIONAL AUTO SHOW:2012.4.4-4.15)で、ポルシェはカイエンディーゼル:Cayenn Dieselを2012年9月にアメリカで販売開始すると発表しました。

 ポルシェがアメリカでディーゼル車を販売するのは初めてです。
 欧州では2009年からカイエンのディーゼルモデルを販売しており、2011年には4ドアGTのパナメーラ:Panameraにもディーゼルモデルを追加しています。


カイエンディーゼル2013US主要スペック
 3.0L,V6 Diesel
 NOx後処理:尿素SCR
 過給:VG Turbo
 噴射系:High Pressure Common rail
 
 最高出力:240hp(179kW)
 最大トルク:406lb.-ft.(550Nm)
 0-60mph(0-96km/h):7.2sec
 最高速度:135mph(217km/h)
 燃費city/highway:20/28mpg(8.5/11.9km/L) (*)ポルシェ社内測定値
 満タン走行距離:740miles(1191km)
 
 販売価格:$55,750(約453万円:1ドル=81.20円として)
 


 アメリカのTier2bin5排気ガス規制に対応するため、3LV6ディーゼルエンジンに尿素SCRを追加しています。
 ディーゼル車らしい装備としては、ガソリン誤給油防止機構が付いています。アメリカはガソリンと軽油の給油ノズルの太さが違うようで、これを利用したシステムです。ディーゼル車が少ないアメリカでは特に必要な装備だと思います。


 カイエンはフォルクスワーゲン・トゥアレグと一部部品を共有する兄弟車であり、今回のディーゼルエンジンも、VW・AUDIの3.0TDIをポルシェがチューンしたものと思われます。


 
 
 大型SUVのカイエンではありますが、スポーツカーメーカーのポルシェが北米でディーゼルエンジンを搭載してきたことは興味深いですね。


 カイエンシリーズのスペック比較などについて、また今度書きます。



参考資料
Response 【ニューヨークモーターショー12】ポルシェ カイエン 新型…ディーゼルを米国へ初投入
http://response.jp/article/2012/04/04/172439.html
Response ガソリンとディーゼルを見分ける車
http://response.jp/article/2006/10/26/87692.html

Porche Cars North America Media Central
http://press.porsche.com/models/Cayenne
http://press.porsche.com/vehicles/2013/2013_Cayenne_Product_Overview.pdf
http://press.porsche.com/vehicles/2013/2013_Cayenne_Diesel_Specs.pdf

ランドクルーザー200(Land Cruiser V8)欧州2012モデル概要発表!・・・その2 [ディーゼル]

 今日は、欧州で2012年3月から販売が始まった、Land Cruiser V8 2012モデルのディーゼルエンジン:1VD-FTV(EURO5適合)について書きます。


 コモンレールについては、インジェクタにデンソー:DENSOのG3Piezo(G3P)を採用しています。
 2007年に1VD-FTVが新エンジンとして登場した際には、"KD系エンジンで世界展開の実績がある(*1)"という理由で、ソレノイドインジェクタを採用していました。
 ピエゾインジェクタもランドクルーザーに搭載するとトヨタが判断するだけの実績を積んだということですね。

 ちなみに、G3Pはデンソーが2008年から量産している最高噴射圧力:200MPaのピエゾインジェクタで、1行程で最高9回の噴射が可能です。最近では、CX-5ディーゼル:SKYACTIV-D 2.2にも搭載されています。


 プレスリリースではNV(Noise and Vibration:騒音・振動)対策に関して、減圧弁の改良に触れています。
 減圧弁はコモンレールに取り付ける燃料逃し弁であり、コモンレール圧力の追従性を高めるための装置です。

 エンジンの運転状態が、高負荷⇒一瞬の低負荷⇒高負荷と変化(一瞬の減速からの再加速)した場合には、実際のコモンレール圧が指令圧(理想的な圧力)より、短時間ですが高くなることがあります。
 この状態で燃料を噴射すると燃焼騒音が大きくなってしまうのですが、減圧弁を開くと一瞬でコモンレール圧を指令圧まで下げることができ、騒音の問題が解決できます。



 日本でのランドクルーザーディーゼルの発売について、個人的に考えてみました。
 日本の現行、ポスト新長期排気ガス規制とほぼ同等の規制値が欧州で課されるのは、2015年9月のEURO6開始を待たなければなりません。
 EURO6ではランクル200ディーゼル:1VD-FTVはNOx(窒素酸化物)後処理装置の追加搭載が必要になると思われます。
 トヨタが今回のモデルチェンジ同様、排気ガス規制に対し規制開始ギリギリ(もしくは開始後)の時期のモデルチェンジで対応するのであれば、2015年秋に、まず欧州でモデルチェンジし、日本導入は早くても2016年以降になるのでしょうか?

 トヨタはガソリンハイブリッド(HV)を中心とした電動化をCO2排出量削減の柱にすえており、欧州では2014年以降、1.6Lと2.0LディーゼルはBMWから供給を受けます。
 トヨタは現在、日米でディーゼル乗用車を販売していません。今後の、トヨタのディーゼル戦略がどうなるのか、とても興味があります。





参考資料
TOYOTA Motor Europe Corporate Site
http://ems.toyota-europe.com/Search/Pages/default.aspx?query=land%20cruiser%202012&dosearch=True#
(*1)自動車技術 2008年9月号
新4.5L V8 ディーゼルエンジンの開発


関連記事
ディーゼル好きのブログ2012.2.23
http://1kd-ftv.blog.so-net.ne.jp/2012-02-23
ディーゼル好きのブログ2011.12.2
http://1kd-ftv.blog.so-net.ne.jp/2011-12-02
ディーゼル好きのブログ2007.10.12
http://1kd-ftv.blog.so-net.ne.jp/2007-10-12

アウディ:AUDIが日本でディーゼル乗用車を発売へ [ディーゼル]

 2012.4.3に日刊スポーツで、"アウディも日本でディーゼル車発売を検討している"との報道がありました。


 記事の内容は以下の通り。

 アウディが日本国内でディーゼル車を発売する計画があることを明らかにした。発売は、来年(2013年)以降の見通しで車種の選定を進めている。

 2012年4月3日、アウディジャパンの大喜多寛社長が共同通信の取材に、
「市場のニーズが変わってきた。アウディは世界で最も優れたディーゼルエンジンを持っており(発売を)真剣に考えたい」と述べた。 とのこと。



 4月3日には新型A4の発表会が開催されており、その前後に取材したものと思われます。
 本件は、公式発表ではありませんが、社長が語ったのですから、社内で検討がかなり進んでいるか、既に決まっているのではないかと思われます。



 アウディ:AUDIが属する、フォルクスワーゲングループのディーゼルエンジン(TDI)のうち、日本のポスト新長期規制に対応できそうなのは、現時点では、TDI 2.0とTDI 3.0と思われます。

 ざっと調べたところ、アウディは、北米では、ディーゼル搭載モデルとして、
 A3 TDI 2.0
 Q7 TDI 3.0

 ドイツでEuro6対応ディーゼルとして、
 A4,A5,A6,A7,A8,Q7の3.0TDI clean diesel
 を販売しています。


 日本に導入されるのも、この車種のうちのいずれかになるのでしょうか?
 ライバルメーカの日本での動向を考えると、Q7が有力かな?

 アウディは2008年に、"2010年からのQ7ディーゼル日本導入"を発表しましたが、その後(2010年に)撤回した経緯があります。


 個人的な希望を言うと、A3 TDI2.0が日本導入され、販売好調。さらに、フォルクスワーゲン:VWも日本でディーゼル車発売...となればうれしいのですが。




参考資料
日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp2-20120403-928251.html

AUDI of America
http://www.audiusa.com/us/brand/en/audi_tdi_clean_diesel_cars/audi_tdi_clean_diesel.html#source=http://www.audiusa.com/us/brand/en/audi_tdi_clean_diesel_cars/tdi_clean_diesel_cars.html&container=page
Volkswagen of America
http://www.vw.com/en/tdi.html
AUDI Deutschland
http://www.audi.de/de/brand/de/neuwagen/effizienz/effizienztechnologien/vdt_category/tdi_clean_diesel.html
http://www.audi.de/de/brand/de/neuwagen/q7/audi_q7/informieren/motoren0/motoren/tfsi.html#source=http://www.audi.de/de/brand/de/neuwagen/q7/audi_q7/informieren/motoren0/motoren/tdi.html&container=page

Carview
http://www.carview.co.jp/news/0/80797/

石原都知事 "ディーゼル車が増えるのは歴史の必然" と語る [ディーゼル]

 今日は、石原都知事が2012.3.16の記者会見で、"ディーゼル車が増えるのは歴史の必然"と語ったことについて書きます。
 
 

 Response(レスポンス)の記者のディーゼルについて質問に対し、
 石原都知事が自らの実体験も交えてディーゼル車に関して好意的に語りました!
 
 よくぞ質問してくれました!この記者は偉い!


 テキスト版がまだ公開前ですので、東京都が公開している録画映像から、記者会見のやりとりを書き起こしてみました。

石原都知事(I):はいどうぞ。どこの方?
Response記者(R):取材記者の中島です。インターネットニュースのResponseです。ディーゼル規制についてお伺いしたいのですが。
I:え?
R:ディーゼルの規制です。
I:ほうほう。
R:ガソリン価格の高騰でですね、欧州のようにディーゼル車を選ぶ利用者が増えています。クリーンディーゼルというものなんですが。ディーゼル車の普及について現状でどうお考えになっているのか、ご所見をお願いします。
I:これはね、やっぱりね、歴史的には必然だと思いますね。ヨーロッパに行きますとね、ほとんどね、ディーゼル車ですよ。それでね、たまたま、もう、このごろ、遠いし退屈だから行かないんだけど、ダボス会議(*)に何度か行ったときにね、渋滞でねホテルまで、ちょっと歩いていくときに、ずーっと、止まってる車がみんなディーゼルでしたがね、排気ガスの臭いっていうのがぜんぜん違うんですよ、日本とね。これはね、日本の業界もね工夫して、このごろ協力してくれるようになりましたけど、まだ、全般的な目じゃありませんが。私は必然的に、あのー、ディーゼルで走る車が増えざるを得ないと思うし、結構なことだと思いますけどね。

(*)ダボス会議とは、毎年1月末にスイスのダボスで開催される世界経済フォーラムの年次総会。


 全体で約34分の記者会見のうち、中盤の1分間程の何気ない穏やかな質疑応答でした。




 国内でディーゼル乗用車が次々と販売終了するきっかけとなったと言われている、1999年の石原都知事のペットボトル入りPM(Particulate Matter:粒子状物質)を振るパフォーマンス。
 ディーゼル車が排出する黒く臭い排気ガスの実体験と結びつき、国民にディーゼル=汚いというイメージがすっかり定着したのだと思います。
 当時、走っていたディーゼル車の排気ガスは確かに汚かったと思います。


 東京都が主導し、2003年10月に始まった、一都三県(東京都・神奈川県。埼玉県・千葉県)のディーゼル規制条例は、PM排出基準値を満たさないディーゼル車(乗用車は含まず)は、運行を禁止する厳しいもので、大気汚染の改善に大きな効果があったことは確かです。


 ただ、自動車メーカーへの影響が大きく、国内から新車のディーゼル乗用車がなくなっていったのは残念でした。
 当時、コモンレールやDPF(Diesel Particulate Filter)などPM対策技術は出てきていたのに…



 冒頭のResponse記者の質問は、CX-5ディーゼルの販売好調を受けたものだと思います。
 まあ、石原都知事は、もともと、ディーゼル車が排出するPMがいけないと主張していただけなのかと思いますが、
 ここ数年、石原都知事がディーゼル車に肯定的な考えを持っていることが明らかになり、個人的にはとてもうれしく思っています。

 参考資料
Response ディーゼル車が増えるのは「歴史の必然」...石原東京都知事
http://response.jp/article/2012/03/16/171501.html

東京都 石原都知事記者会見
2012/3/16 録画映像15:00~16:10位まで
http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/kako24.htm

九都県市あおぞらネットワーク
ディーゼル車規制の効果
http://www.9taiki.jp/about/effect.html
流入車対策について
http://www.9taiki.jp/inflow/index.html


前の10件 | - ディーゼル ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。