2012年のルマン24時間レース:プレビュー [モータースポーツ]
1923年に第1回を開催して以来、80回目のレースです。
今年のルマンは、ACO(Automobile Club de L'ouest:フランス西部自動車クラブ)とFIA(Fédération Internationale de I'Automobile:国際自動車連盟)が共催するWEC(World Endurance Championship:世界耐久選手権)の第3戦として開催されます。
独立色の強いACOとFIAが手を組んだのは歴史的な快挙のようです。最近の欧州の経済不安が背景にあるのかもしれません(残念ながらプジョーは2011年限りでルマンから撤退しました)。
ところで、今年のルマンは、日本企業の参加が多く、盛り上がっているのをご存知でしょうか?
今日は、日本関連を中心に今年のルマンについて書きます。
まず、トヨタがルマンに再挑戦します。
参戦車両はTS030 HYBRID:2台です。ガソリンエンジンにモーターを組合せたハイブリッドです。蓄電装置はキャパシタを採用しています。
7号車のドライバーは中嶋一貴、A・ブルツ、N・ラピエール、8号車はA・デビッドソン、S・ブエミ、S・サラザン(石浦宏明は体調不良のため欠場)です。
TS030 HYBRIDはWEC第2戦のスパ(5月5日)でデビュー予定でしたが、4月4日のポールリカールでのテスト中にマシンのモノッコックを破損したためデビューは延期となり、第3戦のルマンが初戦となります。
ぶっつけ本番になってしまったのは、少し心配ですね。予期せぬトラブルが発生しなければいいのですが・・・
ちなみに、マシン発表時にフロント・リア共にモーターを搭載していましたが、レギュレーションでどちらか一方しか使用できません。今回は、
2012.06.16誤記訂正======================================================
ルマンでTS030 HYBRIDが使用するのはリアモーターです
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日産が1.6Lガソリン直噴ターボエンジンを供給します。車両はデルタウイング(アメリカのデルタウイング社製)と呼ぶ、前トレッドが非常に短く、上から三角形(デルタ)に見える、リアウイングが無い斬新な形状です。ガレージ56という特別クラスでの参戦となります。
デルタウイングは未来のエコなレーシングカーの先駆けになるのかもしれません。ドライバーは本山哲とM・クルムという日本でおなじみの選手が乗ります。
その他の日本関連で私が知っていることを挙げておきます。この他にもあるかもしれません。
童夢がDOME S102.5でLMP1クラスに参戦し、ドライバーはルマン優勝経験者の荒聖治が乗ります。
ホンダは車両:HPD ARX-03aと3.4L V8ガソリンエンジン:HPD LM-V8をLMP1クラスのチームに供給します。
トヨタもTS030 HYBRIDとは別のエンジンをLMP1クラスの他チームに供給します。
日産もLMP2クラスの多くのチームにエンジン供給します。
2012.07.05追記==========================================================
日本人ドライバーとして、中野信治、黒澤治樹、井原慶子選手も参加しました
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2000年以降の12年間で10回優勝とルマンの王者に君臨しているアウディ:AUDIも今年からハイブリッドでも参戦します。
AUDI R18 e-tron quattroのエンジンはディーゼル、蓄電装置は電動フラーホイールとトヨタとは異なるシステムです。
なお、アウディはハイブリッド無しのR18 ultra:2台とR18 e-tron quattro:2台の計4台でルマンに参戦します。
アウディにもA・ロッテラー、L・デュバル、B・トレルイエと日本でおなじみのドライバーが多数乗ります。
今年のWECでのアウディの結果をまとめますと、
第1戦セブリング12時間では、旧型のR18 TDI:3台で参戦。エースカーの1号車にギアボックスの電気系統トラブルが発生し下位に沈んだものの、他の2台で1-2位を獲得。
第2戦スパ6時間では、新型車がデビューしルマン同様の4台体制で参戦し全車完走1-2-3-4位独占(1位から4位まで、わずか1周の差)といったところで、好調です。
昨年は日本ではルマンのテレビ中継は無かったのですが、今年はJSPORTS(BS/CSの有料放送)で24時間レースのうち12時間の生中継があります。
また、関東ではJSPORTSや日産がパブリック・ビューイングを開催します。
WECは一部無料放送もあります(例えば、WEC第2戦スパ:6月8日(金)22:00~23:00放送など)。興味のある方はぜひご覧ください。
アウディとトヨタは、6月3日に開催されたルマン・テストデーから熾烈な戦いを繰り広げています。
今年のルマン24時間はどんなレースになるのか楽しみです。とてもわくわくしています。
個人的には、ディーゼルエンジン(ハイブリッド無し)のAudi R18 ultraを応援します。
5月27日のインディ500では、佐藤琢磨が最終周で2位走行中にトップへオーバーテイクを仕掛け...
結果は残念ながらスピンに終わりましたが大健闘でした。
今年は何かが起こる予感がしています。
参考資料
ACO
ページ右上の日の丸ボタンで日本語表示にできる
http://www.lemans.org/
トヨタ自動車モータースポーツ WEC
WECの概要がよくまとめられている
http://ms.toyota.co.jp/jp/wec/
NISSAN MOTORSPORTS
2012年 日産グローバルモータースポーツ活動計画を発表
http://www.nissan-motorsports.com/JPN/PRESS/2012/12001.html
CarWatch
日産、実験レーサー「デルタウイング」でル・マン24時間へ
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20120314_518621.html
DOME NEWS
http://www.dome.co.jp/news/news/dt_111.html
http://www.dome.co.jp/news/news/dt_112.html
http://www.dome.co.jp/news/news/dt_113.html
DOME Sports-Car Racing
ルマンの技術的な側面に興味がある方には特にお勧め
http://www.sports-carracing.net/
HONDAニュースリリース
2012年Hondaモータースポーツ活動の概要
WECについては最後に記述あり
http://www.honda.co.jp/news/2012/c120203.html
Audi sport WEC
http://www.audi.com/com/brand/en/audi_sport/wec/audi_le_mans.html
アウディジャパンニュースリリース
http://www.audi.co.jp/jp/brand/ja/company/news.detail.2012~06~20120607.html
JSPORTS WEC特設ページ
http://www.jsports.co.jp/motor/wec/
2012.6.16追記============================================================
TOYOTA Racing ニュース
http://ms.toyota.co.jp/jp/news/other/120608_news.html
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関連記事
ディーゼル好きのブログ2012.1.28
http://1kd-ftv.blog.so-net.ne.jp/2012-01-28
ディーゼル好きのブログ2012.3.5
http://1kd-ftv.blog.so-net.ne.jp/2012-03-05
レースの安全性・・・その2:F1 [モータースポーツ]
F1では、1994年のサンマリノGPで2名のドライバーが亡くなりました。
それ以降、ドライバーが死亡した事故はありませんが、重傷事故は何度か発生しています。
F1では常に、車体・レース運営・サーキット設備など、多方面で安全強化を続けています。
今季の車体で、評判が芳しくない、ステップド(段差)ノーズですが、そもそも、他車のドライバーをノーズで傷つけないようにする狙いで(安全性向上のために)導入されたものです。
オフシーズンテストに参加できず、開幕直前に発表された2チームの新車は、マルシャは段差がない滑らかな形状で、HRTは(段差は小さめで微妙なのですが)段差ノーズでした。
結果として、全12チームのうち、マクラーレンとマルシャを除く10チームがステップドノーズを採用したことになります。
安全性向上の狙いは納得できるのですが、レギュレーションがあまりよくなかったのでしょう。ノーズ下の空間を広げるために、レギュレーションで許される範囲で可能な限りノーズを上げると、ステップドノーズになってしまうようです。
近年はかなり大きな事故が発生してもドライバーは無傷で済むことが多く、安全強化の効果が出ているようです。
一方、最近気になっているのはドライバーの安全に対する意識の低下です。
レースだけでなく、私たちの一般道の運転にも共通すると思うのですが、安全性が高くなる(もしくは高くなったと感じる)と、ドライバーは危険な運転をしがちになることがあります。この点は注意しなければなりません。
2012年のF1開幕戦の、ブラジル人同士の接触事故を見て、ドライバーには不用な争いはしてほしくないなと思っています。レースに安全運転は無用ですが…
F1も絶対に安全だとは言い切れないと思いますので、常に安全強化を進めなければいけません。
ドライバーやオフィシャル・観客などが怪我をするような事故が起こらないように願っています。
次戦は中国GP、そしてバーレーンGPと2週連続開催です。
今年はバーレーンGPは開催できるのかな?
==2012.4.15追記===============================================================
2012.4.13にFIA(国際自動車連盟)は、2012年F1第4戦バーレーンGPを予定通り開催すると発表しました。
参考資料
FIA MEDIA CENTRE
http://www.fia.com/en-GB/mediacentre/pressreleases/f1releases/2012/Pages/f1-bahrain.aspx
オートスポーツweb
http://as-web.jp/news/info.php?c_id=1&no=40258
==2012.4.15追記は以上==========================================================
関連記事
ディーゼル好きのブログ2012.3.24
http://1kd-ftv.blog.so-net.ne.jp/2012-03-24
レースの安全性・・・その1:2011年の死亡事故 [モータースポーツ]
今日は、2011年に発生した2件のレース中の死亡事故をもとに、レースの安全性について書きます。
MotoGP(2輪の最高峰レース)
マルコ・シモンチェリ(Marco Simoncelli)
2011年10月23日 第15戦マレーシア(セパンサーキット)の決勝2周目の11コーナー(中速コーナー)で事故は起こりました。
スリップダウンして一度アウト側にふくらんだ後、バイクから振り落とされそうになりながらも体勢を立て直そうとしているうちに、インに切れ込んでいったところで、後続車にはねられてしまいました。
シモンチェリは、2011年はホンダのサテライトチームからの参戦ながらワークスマシンを与えられ、ポールポジション・表彰台を獲得し、将来有望なライダーでした。
とても、明るいイタリア人で、事故を知ったときには、えっ、あんな元気なシモンチェリが…、と思いました。
2010年の富沢選手の事故と同様、後続車にはねられるという2輪特有の事故ではあったと思います。
他にも、2輪ではハイサイドで路面にたたきつけられる事故や、マシンの下敷きになる事故は特に危険だと思われます。
MotoGPでは、骨折程度のライダーの怪我は数戦に一度は発生してしまいます。
4輪と違い、ライダーはマシンに固定されておらず、またがっているだけです。2輪特有の事故は、なかなか対策が難しそうです。
IndyCar Series(アメリカのフォーミュラーカーレース)
ダン・ウェルドン(Dan Wheldon)
シモンチェリの事故の僅か1週間前、2011年10月16日、ラスベガス・モーターウエイで開催されたインディーカー・シリーズ最終戦の11周目、前方で発生したクラッシュを避けようと減速していた他車に乗り上げたウェルドンのマシンは宙を舞い、裏返った状態で、コース脇のフェンスの支柱に激突してしまいました。
ドライバーを保護するロールバーも破損してしまったそうです。
ウェルドンは2005年にIRL(インディ・レーシング・リーグ)チャンピオンを獲得した、トップドライバーでした。
2011年はスポット参戦した伝統のINDY500で、2005年以来、2度目の優勝。2012年のレギュラーシートを確保していたそうです。
2004年のツインリンクもてぎでのIRL初優勝を、私自身、現地で観戦していたこともあり、思い入れのあるドライバーでした。
F1では、2009年のマッサの事故を契機に、戦闘機のような、ドライバーの頭上を覆うキャノピーの設置を検討したようですが、立ち消えになってしまいました。
また、他車のタイヤに乗り上げて、跳ね上げられ宙を舞う事故は、オープンホイールカー(タイヤが露出している車両)の宿命ではあります。
事故の教訓を生かし、安全性を更に向上させなければならないと思っています。
関連記事
ディーゼル好きのブログ2012.4.7
http://1kd-ftv.blog.so-net.ne.jp/2012-04-07
2012年のF1…その4 [モータースポーツ]
今日は、2012年のF1ドライバーについて書きます。
今年は、歴代ワールドチャンピオンが6人も揃うシーズンです。
上位4チーム(レッドブル、マクラーレン、フェラーリ、メルセデス)のドライバーは昨年と同じ顔ぶれです。
注目は、ロータス(昨年までの名称はルノー)から3年ぶりにF1に復帰するライコネンですね。
2009年頃(フェラーリ在籍時代)につまらなそうにしていたのとは対照的に、今年は、F1でバトルできることがうれしいという様子が表に出ています。
オフシーズンテストも好調なようで、表彰台争いができれば大成功と言って良いと思います。
小林可夢偉は、ザウバーで3年目を迎えます。日本人では初めてチームのファーストドライバーになった選手です。
こちらもテストは好調で、常時ポイント圏内(10位以内)の結果を残しつつ、荒れたレースなど、チャンスがあれば表彰台を狙ってほしいと思います。
というのも、2013年はレッドブル・フェラーリ・メルセデスなど上位チームでもドライバー変更の可能性があり、シーズン前半の結果によっては、可夢偉にも移籍の可能性があると思うからです。
トップチームのドライバーは長期契約する場合が多く、なかなか交替の機会は訪れません。なんとかチャンスをつかんでもらいたいのです。
2012年に3年契約の最終年を迎える、43歳のシューマッハーの動向にも注目しています。復帰2シーズン目の昨年は、後半になって調子を取り戻してきたようでした。
マシンの実力からすると優勝は難しそうですが、今年は復帰後初の表彰台を獲得してほしいです。
2012年のF1開幕戦:オーストラリアGPは、明日(3月16日)のフリー走行から始まり決勝は3月18日です。とても楽しみにしています。
2012年のF1…その3 [モータースポーツ]
1月11日のフェラーリのウインターイベントでチーム代表のステファノ・ドメニカリが口を滑らせたことで、事前に公になっていました。
浜島さんといえば、1997~2010年のブリヂストンのF1参戦で責任者を務め成功に導いた方です。
フェラーリ・シューマッハの躍進をタイヤサプライヤーとして支えました。
2011年にフェラーリはピレリタイヤのウオームアップに苦しみ、硬い方のタイヤに交換した途端に失速するレースが多くありました。
2012年の後半あたりから、タイヤ交換戦略を含め、浜島さん加入の効果が出てきたらいいなと思います。
浜島さんのフェラーリ移籍を聞いたとき、個人的には、似た経歴の二人のエンジニアを思い出しました。
パスカル・バセロン(Pascal Vasselon)
2005年に、当時F1にタイヤ供給していたミシュランから、パナソニック・トヨタ・レーシング(トヨタF1チーム)に移籍しました。
もともとは1985年にルノーF1チームにサスペンション開発担当として加入したんですね。
ちなみに、ミシュランは2006年限りでF1から撤退しました。
後藤治
ホンダの第2期F1活動期の中心人物。1988~1990年にはプロジェクトリーダーを務めていました。マクラーレン・ホンダがセナ・プロストの最強コンビで圧倒的に強かった時代です。日本もF1ブームでした。
1991年にマクラーレンに移籍し、1994年にはフェラーリに移籍しました。
ちなみに、ホンダ第2期は1992年限りで参戦終了しました。
この3人に共通しているのは、所属企業の撤退や部署異動でF1に関わることができなくなった後、他社に移籍しF1に戻ったことです。F1はそれだけ魅力的なんでしょうね。
フェラーリのウインターイベントは毎年イタリアのスキー場(マドンナ・ディ・カンピリオ)で開催されています。ブラジル出身のマッサが結構スキーが上手だったり、面白い映像を見ることができます。
参考資料
トヨタモータースポーツ ホームページ
http://ms.toyota.co.jp/jp/F1archive/teamandpartners/pascal/
プジョー:PEUGEOT ルマン撤退 [モータースポーツ]
プジョーがルマン24時間を含む耐久レースから撤退することを、2012.1.18に発表しました。
撤退理由は、"欧州の経済情勢"と"2012年のプジョーの新型車ラッシュの成功を確実にするため"の2点です。
新型車として具体的に、208、3008 HYbrid4、508 RXH、508 HYbrid4、4008を挙げています。
プジョーは2007年からルマン24時間レースに再参戦し、王者アウディ(AUDI)と互角の速さを見せたものの、ルマン24時間レースの優勝は2009年の1回にとどまりました。
個人的には、ここ数年は、PEUGEOT vs AUDIのディーゼル対決を楽しみにしていただけに残念です。
ルマンには今年からトヨタがガソリンハイブリッドで参戦しますので、フランス・ドイツ・日本の対決を楽しみにしていたのですが...
プジョーはディーゼルハイブリッドのレース車両:908 HYbrid 4のテスト走行もしていたんです。レースで走るのが見たかったなぁ。
プジョーには量産車の分野で健闘して、また耐久レースに復帰してほしいですね。
参考資料
PEUGEOT SPORT ホームページ
http://www.peugeot-sport.com/en/endurance/news-942-peugeot-brings-down-the-curtain-on-its-endurance-programme-so-as-to-ensure-the-success-of-its-numerous-launches-in-2012.html
関連記事
ディーゼル好きのブログ2011.12.18
http://1kd-ftv.blog.so-net.ne.jp/2011-12-18
2012年のF1…その2 [モータースポーツ]
主な変更点はノーズ高さ規制とエキゾーストブロー規制の2つです。
まずは、ノーズ高さについて。
近年のF1マシンはハイノーズが主流で、コックピット前方からモノコック前端まで水平に近い形状が主流となっていました。
2012年には、モノコック前端の高さ規制が75mm低くなります(2011年はリファレンスプレーン(車体底面)から625mm、2012年は550mm)。
2012年のF1マシンはノーズからコックピットまでの車体形状が大きく変化しそうです。
エキゾーストブローについては、
2011年に大流行した技術で、エンジン排気をリアタイヤ内側に排出することにより、タイヤウエイク(渦)を飛ばし、後方に空気を効率よく流してディフューザーの効率を上げ、リアのダウンフォースを増やすシステムです。
2012年はエンジン排気出口の位置や排気管断面形状、さらにアクセルオフ時のエンジンマッピングなどエキゾーストブローについては色々と規制されるようです。
昨年に比べると今年は車両規則の変更は少ないので、2011年後半のような混戦が続くのかなと期待しています。
1月26日(明日!)のケーターハム(CATERHAM F1 TEAM)を皮切りに続々と新車が発表されます。
2月からは走行テストが始まり、3月18日決勝の開幕戦オーストラリアグランプリへと続きます。
シーズン前のわくわくする時期がやってきました!
参考文献
グランプリトクシュウ2012年1月号
2012年のF1・・・その1 [モータースポーツ]
本日(2012.1.19)のフジテレビの発表によりますと、
・2012、2013年の2年間のテレビ放送権をFOM(Fomula One Management)と契約した。
・CS放送はこれまで通り、フリー走行・予選・決勝を生中継する。
・地上波の放送を取りやめ、替わってBSフジで予選・決勝を放送する。
・BSフジでの放送時間などは2月に発表する予定だが「地上波よりは見やすい時間になる」。
個人的な感想
F1日本グランプリが鈴鹿で復活した1987年から昨年まで、フジテレビは地上波で毎戦放送してきました。
1987年から見ていた地上波放送がなくなるのはとても残念で寂しいです。
ただし、個人的には2000年頃からCSで観戦しておりますので、FOMとの契約延長にホッとしています。
2014年以降も日本でF1中継が続くことを切に願っています。
参考資料
MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/120119/oth12011913370007-n1.htm
F1スポンサー企業商品 [モータースポーツ]
今日はF1スポンサー企業の商品で私が持っているものをいくつか紹介します。
Lenovo ThinkPad T61(ノートPC)
中国のPCメーカーのLenovo。現在はマクラーレンのスポンサーですが、2007~2008年のウイリアムズのスポンサー時代に購入しました。
松花堂弁当の弁当箱を元に考案されたシンプルな外観、キーボードの打ち心地の良さがとても気に入っています。
ThinkPadはIBM時代は高価だった印象が強いのですが、Lenovoが買収してからはお買い得。
LG IPS236(PCモニター)
韓国の総合家電メーカーのLGエレクトロニクス。2009年から5年契約のF1公式スポンサー。
日本・台湾のメーカと比較検討したが、F1スポンサードが決め手?となり購入。
LEDバックライト採用で低消費電力。
Philips HQ8155(シェーバー:ひげそり)
オランダの家電メーカーのフィリップス。2006~2010年のウイリアムズのスポンサー。
日本でシェア上位のパナソニック、ブラウンが採用する往復式に比べ、フィリップスの回転式は振動・騒音が少ないのが特徴。
Segafledo Espresso Italiano(缶入りエスプレッソコーヒー)
イタリアのエスプレッソを中心とした飲食店チェーンのセガフレード・ザネッティ(Segafredo ZANETTI)。
アイルトン・セナがF1デビューしたチームである、トールマン(1984年)のスポンサー。
最近、近所のスーパーの在庫処分で、なんと50%OFF!で購入。
個人的には1988年頃から見ている大好きなF1。
商品選択で迷ったときには、スポンサー企業の商品を買って、微力ながら応援しています。
MotoGP Moto2クラス 富沢祥也選手 レース中に事故死 [モータースポーツ]
2010.9.5に開催された、第12戦サンマリノGP、Moto2クラスのレース中に富沢祥也選手(19)が事故死しました。
4位走行中の12周目11コーナー(220~230km/hの高速コーナー)で縁石に乗り、リヤを滑らせて転倒し、後続の2台にはねられてしまいました。
富沢選手は、2009年から250ccクラスにフル参戦し、2010年は250ccクラス改め、新設されたMoto2クラス(4ストローク600cc)の初戦カタールGPで優勝、第2戦スペインGPではポールポジション獲得、サンマリノGPでも一時トップを走行するなど、Moto2のトップライダーとなり、大活躍だっただけに、大変残念です。
昨年から、テレビのインタビューで何度か見ていましたが、とても素直な性格で、苦戦していた2009年から現実的な目標を立てて、一歩ずつ確実に進歩してゆく姿が印象的でした。明るい性格でGPライダーにもとても慕われていたようです。
今日(2010.10.3)は、アイスランドの火山噴火の影響で2010.4.25から順延されたMotoGP日本GPの決勝です。
祥也選手のことを想いながら、CSで観戦します。