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平成24年度 クリーンディーゼル補助金 受付開始 [ディーゼル]

 平成24年度クリーンエネルギー自動車等導入対策費補助金の受付が、2012.4.20から始まりました。
 2012.4.18からは次世代自動車振興センターのホームページに補助金のページが開設されたようです。


平成24年度クリーンエネルギー自動車等導入対策費補助金 概要
 補助対象:電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド自動車(PHV)、クリーンディーゼル乗用車、充電設備
 対象登録期間:平成24年3月1日~平成25年2月28日 初度登録分
 募集期間:平成24年4月20日~平成25年3月7日、ただし、予算額を超過した場合は申し込み期間内でも終了します。
 申込期限:初度登録日から1ヶ月以内に補助金交付申請書類一式提出
     なお、平成24年3月1日から平成24年4月27日までの登録分は平成24年5月31日まで

2013.2.9追記=================================================
2012年度(平成24年度)の補助金の申請期間が少し(8日間)だけ延長されました。
変更後の期限は以下の通りです。
対象登録期間:平成25年3月8日(金)までの登録。
申込期限:平成25年3月15日(金)までにセンターへ申請書類必着
==========================================================

2013.3.3追記========================================
2012年度(平成24年度)の補助金の申請期間が再度延長されました。延長は車両のみで充電器は対象外です。
変更後の締切りは以下の通りです。
対象登録期間:平成25年5月15日(水)までの車両登録。
申込期限:登録から1ヶ月以内または平成25年5月15日(水)のどちらか早い日までにセンターへ申請書類必着

参考資料
次世代自動車振興センター
http://www.cev-pc.or.jp/news/pdf/hojo_news20130301_01.pdf
====================================================

2013.4.24追記=========================================
2012年度(平成24年度)のCEV補助金は、予算超過のため、2013.4.18受付分で終了しました。
なお、経済産業省は、2013.4.1以降に登録した車両については平成25年度のCEV補助金の申請が可能となる見込みだとしています。

参考資料
次世代自動車振興センター
http://www.cev-pc.or.jp/news/pdf/H24yosansyuuryou.pdf
===================================================


 補助金上限額は基本的にはベース車両との差額の1/2であり、車種・グレードごとにあらかじめ決められています。例えば、クリーンディーゼル車の場合は、装備が同等のガソリン車との差額の1/2となります。


 クリーンエネルギー自動車等導入対策費補助金を受ける際には以下の2点にご注意ください。
 ・国による他の補助金(エコカー補助金など)と重複して申請することはできません。
 ・処分制限期間があります。例えば、CX-5 XD・リーフ・プリウスPHVなどの自家用乗用車は6年間、i-MiEVなどの自家用軽自動車は4年間の継続保有が必要です。期限内に処分した場合には補助金は返納しなければなりません。

 "省エネ・CO2排出削減に高い効果を持ち、世界的な市場の拡大が期待される電気自動車等の次世代自動車について、世界に先駆けて普及を促進し国内市場の確立を図るため、車両や充電設備等に対する補助を行う"というのが補助金の目的ですから継続保有条件は妥当だと思います。


 
 参議院で与党が過半数を割り込む、ねじれ国会で、3月末までには予算案が可決できなかったため、4月1日からは暫定予算でしのぎました。その後、4月5日の平成24年度予算成立に伴い、平成24年度クリーンエネルギー自動車等導入対策費補助金も予定通り実施される運びとなったようです。

 前年度(平成23年度)分は、平成24年2月29日登録分までで終了しており、平成24年3月1日以降の登録分は、しばらく"補助金支給の見込み"という状態のままでした。
 もしかしたら、念のため、電気自動車やクリーンディーゼル車の契約を延期していた方もいるかもしれません。本来は2012年2月末までに平成24年度も継続することを正式に決めなければならなかったと思います。

 政治の混乱で実生活に悪影響を及ぼすことがないよう、お願いしたいものです。


 
 
 対象車の購入を予定している方は、補助金の詳細についてディーラーにご確認のうえ手続きを進めてください。



参考資料
一般社団法人 次世代自動車振興センター 補助金情報
http://www.cev-pc.or.jp/NGVPC/subsidy/index.html
平成24年度 クリーンエネルギー自動車等導入費補助事業のご案内 電気自動車・クリーンディーゼル自動車用
http://www.cev-pc.or.jp/CEV/index.html
平成24年度クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金 業務実施細則
http://www.cev-pc.or.jp/CEV/sankoh-shiryo/PDF/saisoku.pdf
平成24年度クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金 取得財産等の処分を制限する期間
http://www.cev-pc.or.jp/CEV/shinsei-tebiki/shinsei-tebiki-4.html

関連記事
ディーゼル好きのブログ2012.2.16
http://1kd-ftv.blog.so-net.ne.jp/2012-02-16

新東名を走ってきました:三ケ日JCT←→森掛川IC・・・その1 [クルマ(一般的な話題)]

 新東名の三ケ日JCT(ジャンクション)~御殿場JCT間(162km)が2012.4.14に開通しました。

 静岡県区間は東名と内陸寄りの新東名の二本となり、渋滞の緩和と信頼性向上(地震・津波・台風等への対策)といった効果が見込めるようです。


 開通翌週の平日に、名古屋方面から三ケ日JCT経由で新東名・森掛川IC(インターチェンジ)までを往復した時に気付いたことなどを書きます。


本線
 カーブ(最小半径3000m)・勾配(最大勾配2%)が緩やかで、確かに走りやすいです。ただ、速度感覚が鈍りがちで、ついついスピードを出しすぎてしまいました。制限速度は多くの区間で100km/hです。

トンネル
 新東名は東名より内陸部にあり、さらにカーブ・勾配を緩やかにするため、トンネルが多いのですが、トンネル内は路肩も広く圧迫感は強くありません。進行方向を照らすプロビーム照明の効果か前方車両も見やすく感じました。反面、無灯火の後方車両が見えにくい気がしました。トンネル走行時にはヘッドライトをを点灯し、車線変更や追越の際には念入りに後方確認をしたほうがよさそうです。

SA(サービスエリア)・PA(パーキングエリア)
 新しい施設で気持ちよく休憩できました。浜松SA(上り)は平日にもかかわらず昼前(11時頃)から混雑していました。遠州森町PA(上り)は11時台で空きがありました。手前に小型車用・奥に大型車(トラック・バス)用の駐車場があり、小型車用駐車場は特に混雑していました。従来の高速道路の駐車場とは少々違いがありますので、迷わないように注意が必要です。また、駐車場から合流車線へ進入する際、合流部がわかりにくいと感じました。合流車線の通行時には、合流部で周囲を慎重に確認したほうがよさそうです。


景色
 新東名は山間部で高架・トンネルが多いため近くの景色があまり見えないようです。あくまでも三ケ日JCT~森掛川IC間の個人的な印象です。 東名だと浜名湖・茶畑など静岡県らしい景色が見えます。あっ、ドライバーは脇見はいけませんね。

 連休も明日で最終日です。4月は通学路や高速道路での悲惨な交通事故が多発し、頻繁に報道されました。
 
 新東名はしばらくは慣れていない方が多く通行するものと思われます。
 事前にルートを確認する、時間に余裕をもつ、定期的に休憩をとるなどして、ドライブを楽しんでください!




参考資料
NEXCO中日本 新東名高速道路
http://www.c-nexco.co.jp/shintomei/comfort.html
NEXCO中日本 浜松SA(上り)
http://www.c-nexco.co.jp/sapa/search/neopasa/hamamatsu_u/map/index.html
NEXCO中日本 遠州森町PA(上り)
http://www.c-nexco.co.jp/sapa/search/detail/1850up550.html

ポルシェがカイエンディーゼル:Porche Cayenne Diesel を米国で発売!・・・その2 [ディーゼル]

 今日は、今年の9月にアメリカで発売される、ポルシェカイエンディーゼルを含むカイエンシリーズのスペックについて書きます。


2012.04.15_Porche Cayenne 2013US_SPEC_ Blog.JPG

 ディーゼルモデルは、ノーマルのカイエンとカイエンSの間のモデルという位置づけのようですね。
 最高出力・0-60mph・最高速度はガソリンエンジンの得意分野ですが、カイエンディーゼルの燃費・最大トルクはカイエンSハイブリッド並みです。


 従来、アメリカでは、ガソリン価格が安かったため、大型のガソリン車が主流だったのですが、最近、ガソリン価格が高騰しており、リーマンショック直前の水準である、4ドル/ガロンに迫っています。
 そのため、アメリカでは燃費の良い小型車やガソリンハイブリッド:HV車が売れています。

 ちなみに、プリウスは2012年3月にアメリカでの新車販売が単月としては過去最高の28,711台を記録しています。

 アメリカの軽油価格は3.986ドル/ガロンであり、ガソリン(オクタン価:87)3.647ドル/ガロンより高いのですね(2012.2.24時点)。

 カイエンのような大型車だと、ガソリン車に比べてディーゼル車のほうがずいぶん燃費が良いので、走行距離あたりの燃料代は、ディーゼルのほうがずいぶん安くなると思います。

 
 書き終えようと思ったところで、カイエンシリーズにまた1車種追加されることがわかりました。 
 北京モーターショー(Auto China 2012 2012.4.23-5.2開催)で初公開されるカイエンGTSです。カイエンSをベースに、エンジン出力20hpアップ、車高24mmダウンしたオンロードバージョンです。スペック比較表にも追加しておきました。



 現在、アメリカで販売しているディーゼル乗用車について、また今度書きたいと思っています。



参考資料
Response 【ニューヨークモーターショー12】ポルシェ カイエン 新型…ディーゼルを米国へ初投入
http://response.jp/article/2012/04/04/172439.html
Response 【北京モーターショー12】ポルシェ カイエンGTS 新型をワールドプレミア
http://response.jp/article/2012/04/10/172760.html

Porche Cars North America Media Central
http://press.porsche.com/models/Cayenne
http://press.porsche.com/vehicles/2013/2013_Cayenne_Product_Overview.pdf
http://press.porsche.com/vehicles/2013/2013_Cayenne_Diesel_Specs.pdf

Response トヨタ プリウス、米国販売が過去最高・・・3月実績
http://response.jp/article/2012/04/09/172669.html
JAF 「世界の燃料価格リスト」
http://www.jaf.or.jp/inter/fuel/index.htm

関連記事
ディーゼル好きのブログ2012.4.11
http://1kd-ftv.blog.so-net.ne.jp/2012-04-11

ポルシェがカイエンディーゼル:Porche Cayenne Diesel を米国で発売!・・・その1 [ディーゼル]

 現在開催中のニューヨーク・モーターショー(NEW YORK INTERNATIONAL AUTO SHOW:2012.4.4-4.15)で、ポルシェはカイエンディーゼル:Cayenn Dieselを2012年9月にアメリカで販売開始すると発表しました。

 ポルシェがアメリカでディーゼル車を販売するのは初めてです。
 欧州では2009年からカイエンのディーゼルモデルを販売しており、2011年には4ドアGTのパナメーラ:Panameraにもディーゼルモデルを追加しています。


カイエンディーゼル2013US主要スペック
 3.0L,V6 Diesel
 NOx後処理:尿素SCR
 過給:VG Turbo
 噴射系:High Pressure Common rail
 
 最高出力:240hp(179kW)
 最大トルク:406lb.-ft.(550Nm)
 0-60mph(0-96km/h):7.2sec
 最高速度:135mph(217km/h)
 燃費city/highway:20/28mpg(8.5/11.9km/L) (*)ポルシェ社内測定値
 満タン走行距離:740miles(1191km)
 
 販売価格:$55,750(約453万円:1ドル=81.20円として)
 


 アメリカのTier2bin5排気ガス規制に対応するため、3LV6ディーゼルエンジンに尿素SCRを追加しています。
 ディーゼル車らしい装備としては、ガソリン誤給油防止機構が付いています。アメリカはガソリンと軽油の給油ノズルの太さが違うようで、これを利用したシステムです。ディーゼル車が少ないアメリカでは特に必要な装備だと思います。


 カイエンはフォルクスワーゲン・トゥアレグと一部部品を共有する兄弟車であり、今回のディーゼルエンジンも、VW・AUDIの3.0TDIをポルシェがチューンしたものと思われます。


 
 
 大型SUVのカイエンではありますが、スポーツカーメーカーのポルシェが北米でディーゼルエンジンを搭載してきたことは興味深いですね。


 カイエンシリーズのスペック比較などについて、また今度書きます。



参考資料
Response 【ニューヨークモーターショー12】ポルシェ カイエン 新型…ディーゼルを米国へ初投入
http://response.jp/article/2012/04/04/172439.html
Response ガソリンとディーゼルを見分ける車
http://response.jp/article/2006/10/26/87692.html

Porche Cars North America Media Central
http://press.porsche.com/models/Cayenne
http://press.porsche.com/vehicles/2013/2013_Cayenne_Product_Overview.pdf
http://press.porsche.com/vehicles/2013/2013_Cayenne_Diesel_Specs.pdf

ランドクルーザー200(Land Cruiser V8)欧州2012モデル概要発表!・・・その2 [ディーゼル]

 今日は、欧州で2012年3月から販売が始まった、Land Cruiser V8 2012モデルのディーゼルエンジン:1VD-FTV(EURO5適合)について書きます。


 コモンレールについては、インジェクタにデンソー:DENSOのG3Piezo(G3P)を採用しています。
 2007年に1VD-FTVが新エンジンとして登場した際には、"KD系エンジンで世界展開の実績がある(*1)"という理由で、ソレノイドインジェクタを採用していました。
 ピエゾインジェクタもランドクルーザーに搭載するとトヨタが判断するだけの実績を積んだということですね。

 ちなみに、G3Pはデンソーが2008年から量産している最高噴射圧力:200MPaのピエゾインジェクタで、1行程で最高9回の噴射が可能です。最近では、CX-5ディーゼル:SKYACTIV-D 2.2にも搭載されています。


 プレスリリースではNV(Noise and Vibration:騒音・振動)対策に関して、減圧弁の改良に触れています。
 減圧弁はコモンレールに取り付ける燃料逃し弁であり、コモンレール圧力の追従性を高めるための装置です。

 エンジンの運転状態が、高負荷⇒一瞬の低負荷⇒高負荷と変化(一瞬の減速からの再加速)した場合には、実際のコモンレール圧が指令圧(理想的な圧力)より、短時間ですが高くなることがあります。
 この状態で燃料を噴射すると燃焼騒音が大きくなってしまうのですが、減圧弁を開くと一瞬でコモンレール圧を指令圧まで下げることができ、騒音の問題が解決できます。



 日本でのランドクルーザーディーゼルの発売について、個人的に考えてみました。
 日本の現行、ポスト新長期排気ガス規制とほぼ同等の規制値が欧州で課されるのは、2015年9月のEURO6開始を待たなければなりません。
 EURO6ではランクル200ディーゼル:1VD-FTVはNOx(窒素酸化物)後処理装置の追加搭載が必要になると思われます。
 トヨタが今回のモデルチェンジ同様、排気ガス規制に対し規制開始ギリギリ(もしくは開始後)の時期のモデルチェンジで対応するのであれば、2015年秋に、まず欧州でモデルチェンジし、日本導入は早くても2016年以降になるのでしょうか?

 トヨタはガソリンハイブリッド(HV)を中心とした電動化をCO2排出量削減の柱にすえており、欧州では2014年以降、1.6Lと2.0LディーゼルはBMWから供給を受けます。
 トヨタは現在、日米でディーゼル乗用車を販売していません。今後の、トヨタのディーゼル戦略がどうなるのか、とても興味があります。





参考資料
TOYOTA Motor Europe Corporate Site
http://ems.toyota-europe.com/Search/Pages/default.aspx?query=land%20cruiser%202012&dosearch=True#
(*1)自動車技術 2008年9月号
新4.5L V8 ディーゼルエンジンの開発


関連記事
ディーゼル好きのブログ2012.2.23
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ディーゼル好きのブログ2007.10.12
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レースの安全性・・・その2:F1 [モータースポーツ]

 今日はレースの安全性について、F1について個人的な思いを書きます


 F1では、1994年のサンマリノGPで2名のドライバーが亡くなりました。
 それ以降、ドライバーが死亡した事故はありませんが、重傷事故は何度か発生しています。

 F1では常に、車体・レース運営・サーキット設備など、多方面で安全強化を続けています。

 今季の車体で、評判が芳しくない、ステップド(段差)ノーズですが、そもそも、他車のドライバーをノーズで傷つけないようにする狙いで(安全性向上のために)導入されたものです。
 オフシーズンテストに参加できず、開幕直前に発表された2チームの新車は、マルシャは段差がない滑らかな形状で、HRTは(段差は小さめで微妙なのですが)段差ノーズでした。
 結果として、全12チームのうち、マクラーレンとマルシャを除く10チームがステップドノーズを採用したことになります。
 安全性向上の狙いは納得できるのですが、レギュレーションがあまりよくなかったのでしょう。ノーズ下の空間を広げるために、レギュレーションで許される範囲で可能な限りノーズを上げると、ステップドノーズになってしまうようです。

 
 
 近年はかなり大きな事故が発生してもドライバーは無傷で済むことが多く、安全強化の効果が出ているようです。
 
 一方、最近気になっているのはドライバーの安全に対する意識の低下です。
 レースだけでなく、私たちの一般道の運転にも共通すると思うのですが、安全性が高くなる(もしくは高くなったと感じる)と、ドライバーは危険な運転をしがちになることがあります。この点は注意しなければなりません。

 2012年のF1開幕戦の、ブラジル人同士の接触事故を見て、ドライバーには不用な争いはしてほしくないなと思っています。レースに安全運転は無用ですが…


 F1も絶対に安全だとは言い切れないと思いますので、常に安全強化を進めなければいけません。
 ドライバーやオフィシャル・観客などが怪我をするような事故が起こらないように願っています。



 次戦は中国GP、そしてバーレーンGPと2週連続開催です。
 今年はバーレーンGPは開催できるのかな?


==2012.4.15追記===============================================================
2012.4.13にFIA(国際自動車連盟)は、2012年F1第4戦バーレーンGPを予定通り開催すると発表しました。

参考資料
FIA MEDIA CENTRE
http://www.fia.com/en-GB/mediacentre/pressreleases/f1releases/2012/Pages/f1-bahrain.aspx
オートスポーツweb
http://as-web.jp/news/info.php?c_id=1&no=40258
==2012.4.15追記は以上==========================================================


関連記事
ディーゼル好きのブログ2012.3.24
http://1kd-ftv.blog.so-net.ne.jp/2012-03-24

アウディ:AUDIが日本でディーゼル乗用車を発売へ [ディーゼル]

 2012.4.3に日刊スポーツで、"アウディも日本でディーゼル車発売を検討している"との報道がありました。


 記事の内容は以下の通り。

 アウディが日本国内でディーゼル車を発売する計画があることを明らかにした。発売は、来年(2013年)以降の見通しで車種の選定を進めている。

 2012年4月3日、アウディジャパンの大喜多寛社長が共同通信の取材に、
「市場のニーズが変わってきた。アウディは世界で最も優れたディーゼルエンジンを持っており(発売を)真剣に考えたい」と述べた。 とのこと。



 4月3日には新型A4の発表会が開催されており、その前後に取材したものと思われます。
 本件は、公式発表ではありませんが、社長が語ったのですから、社内で検討がかなり進んでいるか、既に決まっているのではないかと思われます。



 アウディ:AUDIが属する、フォルクスワーゲングループのディーゼルエンジン(TDI)のうち、日本のポスト新長期規制に対応できそうなのは、現時点では、TDI 2.0とTDI 3.0と思われます。

 ざっと調べたところ、アウディは、北米では、ディーゼル搭載モデルとして、
 A3 TDI 2.0
 Q7 TDI 3.0

 ドイツでEuro6対応ディーゼルとして、
 A4,A5,A6,A7,A8,Q7の3.0TDI clean diesel
 を販売しています。


 日本に導入されるのも、この車種のうちのいずれかになるのでしょうか?
 ライバルメーカの日本での動向を考えると、Q7が有力かな?

 アウディは2008年に、"2010年からのQ7ディーゼル日本導入"を発表しましたが、その後(2010年に)撤回した経緯があります。


 個人的な希望を言うと、A3 TDI2.0が日本導入され、販売好調。さらに、フォルクスワーゲン:VWも日本でディーゼル車発売...となればうれしいのですが。




参考資料
日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp2-20120403-928251.html

AUDI of America
http://www.audiusa.com/us/brand/en/audi_tdi_clean_diesel_cars/audi_tdi_clean_diesel.html#source=http://www.audiusa.com/us/brand/en/audi_tdi_clean_diesel_cars/tdi_clean_diesel_cars.html&container=page
Volkswagen of America
http://www.vw.com/en/tdi.html
AUDI Deutschland
http://www.audi.de/de/brand/de/neuwagen/effizienz/effizienztechnologien/vdt_category/tdi_clean_diesel.html
http://www.audi.de/de/brand/de/neuwagen/q7/audi_q7/informieren/motoren0/motoren/tfsi.html#source=http://www.audi.de/de/brand/de/neuwagen/q7/audi_q7/informieren/motoren0/motoren/tdi.html&container=page

Carview
http://www.carview.co.jp/news/0/80797/

レースの安全性・・・その1:2011年の死亡事故 [モータースポーツ]

 
 今日は、2011年に発生した2件のレース中の死亡事故をもとに、レースの安全性について書きます。


MotoGP(2輪の最高峰レース)
マルコ・シモンチェリ(Marco Simoncelli)
 
 2011年10月23日 第15戦マレーシア(セパンサーキット)の決勝2周目の11コーナー(中速コーナー)で事故は起こりました。
 スリップダウンして一度アウト側にふくらんだ後、バイクから振り落とされそうになりながらも体勢を立て直そうとしているうちに、インに切れ込んでいったところで、後続車にはねられてしまいました。

 シモンチェリは、2011年はホンダのサテライトチームからの参戦ながらワークスマシンを与えられ、ポールポジション・表彰台を獲得し、将来有望なライダーでした。
 とても、明るいイタリア人で、事故を知ったときには、えっ、あんな元気なシモンチェリが…、と思いました。

 2010年の富沢選手の事故と同様、後続車にはねられるという2輪特有の事故ではあったと思います。
 他にも、2輪ではハイサイドで路面にたたきつけられる事故や、マシンの下敷きになる事故は特に危険だと思われます。
 
 MotoGPでは、骨折程度のライダーの怪我は数戦に一度は発生してしまいます。
 4輪と違い、ライダーはマシンに固定されておらず、またがっているだけです。2輪特有の事故は、なかなか対策が難しそうです。
 



IndyCar Series(アメリカのフォーミュラーカーレース)
ダン・ウェルドン(Dan Wheldon)
 
 シモンチェリの事故の僅か1週間前、2011年10月16日、ラスベガス・モーターウエイで開催されたインディーカー・シリーズ最終戦の11周目、前方で発生したクラッシュを避けようと減速していた他車に乗り上げたウェルドンのマシンは宙を舞い、裏返った状態で、コース脇のフェンスの支柱に激突してしまいました。
 ドライバーを保護するロールバーも破損してしまったそうです。

 ウェルドンは2005年にIRL(インディ・レーシング・リーグ)チャンピオンを獲得した、トップドライバーでした。
 2011年はスポット参戦した伝統のINDY500で、2005年以来、2度目の優勝。2012年のレギュラーシートを確保していたそうです。

 2004年のツインリンクもてぎでのIRL初優勝を、私自身、現地で観戦していたこともあり、思い入れのあるドライバーでした。



 F1では、2009年のマッサの事故を契機に、戦闘機のような、ドライバーの頭上を覆うキャノピーの設置を検討したようですが、立ち消えになってしまいました。
 また、他車のタイヤに乗り上げて、跳ね上げられ宙を舞う事故は、オープンホイールカー(タイヤが露出している車両)の宿命ではあります。


 事故の教訓を生かし、安全性を更に向上させなければならないと思っています。

関連記事
ディーゼル好きのブログ2012.4.7
http://1kd-ftv.blog.so-net.ne.jp/2012-04-07

石原都知事 "ディーゼル車が増えるのは歴史の必然" と語る [ディーゼル]

 今日は、石原都知事が2012.3.16の記者会見で、"ディーゼル車が増えるのは歴史の必然"と語ったことについて書きます。
 
 

 Response(レスポンス)の記者のディーゼルについて質問に対し、
 石原都知事が自らの実体験も交えてディーゼル車に関して好意的に語りました!
 
 よくぞ質問してくれました!この記者は偉い!


 テキスト版がまだ公開前ですので、東京都が公開している録画映像から、記者会見のやりとりを書き起こしてみました。

石原都知事(I):はいどうぞ。どこの方?
Response記者(R):取材記者の中島です。インターネットニュースのResponseです。ディーゼル規制についてお伺いしたいのですが。
I:え?
R:ディーゼルの規制です。
I:ほうほう。
R:ガソリン価格の高騰でですね、欧州のようにディーゼル車を選ぶ利用者が増えています。クリーンディーゼルというものなんですが。ディーゼル車の普及について現状でどうお考えになっているのか、ご所見をお願いします。
I:これはね、やっぱりね、歴史的には必然だと思いますね。ヨーロッパに行きますとね、ほとんどね、ディーゼル車ですよ。それでね、たまたま、もう、このごろ、遠いし退屈だから行かないんだけど、ダボス会議(*)に何度か行ったときにね、渋滞でねホテルまで、ちょっと歩いていくときに、ずーっと、止まってる車がみんなディーゼルでしたがね、排気ガスの臭いっていうのがぜんぜん違うんですよ、日本とね。これはね、日本の業界もね工夫して、このごろ協力してくれるようになりましたけど、まだ、全般的な目じゃありませんが。私は必然的に、あのー、ディーゼルで走る車が増えざるを得ないと思うし、結構なことだと思いますけどね。

(*)ダボス会議とは、毎年1月末にスイスのダボスで開催される世界経済フォーラムの年次総会。


 全体で約34分の記者会見のうち、中盤の1分間程の何気ない穏やかな質疑応答でした。




 国内でディーゼル乗用車が次々と販売終了するきっかけとなったと言われている、1999年の石原都知事のペットボトル入りPM(Particulate Matter:粒子状物質)を振るパフォーマンス。
 ディーゼル車が排出する黒く臭い排気ガスの実体験と結びつき、国民にディーゼル=汚いというイメージがすっかり定着したのだと思います。
 当時、走っていたディーゼル車の排気ガスは確かに汚かったと思います。


 東京都が主導し、2003年10月に始まった、一都三県(東京都・神奈川県。埼玉県・千葉県)のディーゼル規制条例は、PM排出基準値を満たさないディーゼル車(乗用車は含まず)は、運行を禁止する厳しいもので、大気汚染の改善に大きな効果があったことは確かです。


 ただ、自動車メーカーへの影響が大きく、国内から新車のディーゼル乗用車がなくなっていったのは残念でした。
 当時、コモンレールやDPF(Diesel Particulate Filter)などPM対策技術は出てきていたのに…



 冒頭のResponse記者の質問は、CX-5ディーゼルの販売好調を受けたものだと思います。
 まあ、石原都知事は、もともと、ディーゼル車が排出するPMがいけないと主張していただけなのかと思いますが、
 ここ数年、石原都知事がディーゼル車に肯定的な考えを持っていることが明らかになり、個人的にはとてもうれしく思っています。

 参考資料
Response ディーゼル車が増えるのは「歴史の必然」...石原東京都知事
http://response.jp/article/2012/03/16/171501.html

東京都 石原都知事記者会見
2012/3/16 録画映像15:00~16:10位まで
http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/kako24.htm

九都県市あおぞらネットワーク
ディーゼル車規制の効果
http://www.9taiki.jp/about/effect.html
流入車対策について
http://www.9taiki.jp/inflow/index.html


マツダ:MAZDA CX-5の予約状況 [ディーゼル]

 今日は、2012.3.15に発表された、マツダCX-5の受注状況について書きます。


 発売から4週間経過した、3月14日時点の国内受注台数は約8000台と月間販売計画の8倍に達し、大変好調な出だしです。
 ロシアでも発売から1ヶ月で5000台以上、オランダでも2週間で1000台以上1000台(2012.3.20誤記訂正)の注文があったそうです。

 国内受注、約8000台のうち73%がディーゼルとのことで、マツダの山内社長は「国内のクリーンディーゼル市場開拓に手応えを感じています。」と語っています。

 
 ディーゼルの受注台数は、約8000*0.73=約5840台ということですね。

 2012年(1-12月)の新車(四輪乗用車・軽含む)販売台数(自工会予測)は429万1000台なので、CX-5の現時点の予約分だけで、ディーゼル比率を(約5,840/4,291,000)*100=0.136%、押し上げたことになります。
 
 2005年には国内のディーゼル比率は0.04%だったそうなので、決して少ない数字ではありません。


 比較のため、エクストレイルディーゼルの発売直後の販売状況を挙げておきます。
  2008.10.5時点 1,077台(MTモデル発表後約1ヶ月)
  2010.8.19時点  3,066台(ATモデル追加後約1ヶ月)

 当時も、久しぶりの国産ディーゼル乗用車発売ということで話題にはなっていましたが、今回のCX-5は更に勢いがありますね。
 国内でもディーゼル乗用車の一定の需要があることが証明されたと思います。


 今後も、CX-5が着実に販売を伸ばして、他社も続々とディーゼル乗用車を国内販売するといいですね。



参考資料
MAZDA News Release 新型「マツダ CX-5」の販売好調
http://www.mazda.co.jp/corporate/publicity/release/2012/201203/120315a.html
REUTERS マツダ新型SUV「CX─5」は受注8000台、月販目標の8倍
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE82E00K20120315

日本自動車工業会 2012暦年(平成24暦年)自動車国内需要見通し
http://www.jama.or.jp/stats/outlook/20120118/forecast2012.html

経済産業省 次世代自動車研究会 
単体対策、燃料多様化、交通流対策 12ページ(スライド24)
http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g91116c06j.pdf

日産ニュースリリース
クリーンディーゼル車、エクストレイル「20GT」の受注状況について
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2008/_STORY/081006-01-j.html
「エクストレイル」の受注状況について
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2010/_STORY/100820-02-j.html


===2012.3.20追記===
CX-5の国内受注は、約50%以上が30代・40代からだそうです。
3/25週から長友選手出演のCX-5のCMが始まります。
===2012.3.20追記は以上===

参考資料
YouTube MAZDA Channel
3/15新型「Mazda CX-5」販売状況報告会&試乗会 社長スピーチ
=2012.4.11リンク先修正=
http://www.youtube.com/watch?v=xu32fXeFTbQ 



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